伝説の玉ねぎ2010年09月18日

札幌出張の最終日。新千歳空港に向かう途中ちょっと寄り道をして、丘珠(おかだま)へ玉ねぎを買いに行きました。
玉ねぎの直売
札幌市丘珠は日本の玉ねぎ発祥の地。そして、明治の時代、初めて農産物として栽培されたのが「札幌黄(さっぽろきい)」という品種。
実はこの品種、加熱すると甘みの強い美味しい玉ねぎなのです。しかし、生産量が少なく道外の店頭では殆ど見かけないものです。美味しいのなら、多く栽培して普通に流通すれば良いのに・・・。でも、この品種は病気に弱い上に、貯蔵性が悪く流通させにくいのです。
ですから伝説の玉ねぎと言われるのです。この玉ねぎを探すシェフも多いとか・・・
玉ねぎの収穫
収穫後の玉ねぎ
毎年、今の時期収穫されます。農家の軒下で直売されますが、2週間くらいで終わってしまうので、売り出したら素早く手に入れるのが鉄則です!しかも安い!
ちょっと小ぶりのM玉で10kg \1000。これでも十分安いですが、この農家でない個人の農家ではもうちょっと安く売ります。今回は、まだ時期がちょっと早かったので、ここしか売っていなかった。
10kgの玉ねぎを手荷物で栃木の自宅まで持ち帰りました。重いっすね。やっぱ。
手荷物で運びました!
さて、これでじっくり炒めたオニオンスープでも作りましょう!
今年のはどうかな?
ちょっと小ぶりですが、これくらいの方が使いやすいです。
もう1箱買ってこようかな?

もう一花咲かせますか!2010年09月18日

カメラも好きで、何気ない風景を撮るのが好きです。
20年位前は、奥日光や八ヶ岳に風景写真を撮りに行っていたものです。
時は過ぎ今やデジカメの時代。あの頃はフィルムの時代。今や画像は電子データで見る時代・・・
でも、おじさんはこれまでのデジ一眼には手が出ませんでした。何かが違う。画像の精細さはデジタルの方が上でしょう。結局フィルムでもスキャナで読み取ってデジタル化しなければならないでしょう。色補正などのレタッチも容易ですから、フィルムメーカーの個性も差が出なくなるでしょう。わかっているんです。
でも、重いレンズ、バシャッと切れるシャッター、一枚づつ巻き上げるフィルム、液晶モニタではなくファインダーから見る被写体。マニュアルでフォーカスや絞りを合わせる作業など、今のデジカメが置いてきてしまったものを、このオヤジは忘れられないのです。
そして、ずっとその画角が忘れられなかった。Mamiya M645 SUPERと35mmレンズとの組み合わせ。35mm換算で約21mmの広角レンズ。寄って撮るということを教えてくれたレンズ。
そして、6×6、6×7に通じる中判カメラだからこその、空気感すらも写し込むような落ち着いた高級感のある画質。マミヤセコールレンズの性能の良さ・・・やっぱ、良いものは良いのです!
M645 SUPER
スキャナも良いのが出ているようだし、復活させちゃおうかな・・・
これにネオパン400入れて、街撮りしたいなぁ~
フィルムの方が丁寧に撮れるように思います。本当に感覚だけど、フィルムの方が奥行き感はあるように思っていますし、目に優しい?色や光の階調・・・それもあって、デジ一眼には手が出なかった・・・

ペグつまみ自作~満月シリーズとパオロッサ2010年09月20日

チューナーボタンの新作2つです。
デザインに試行錯誤している満月シリーズ?を1セット分6個製作しました。ベースはメイプルバールで無着色のオイルフィニッシュです。ベースの杢を濃く出すためにオイル風呂は長めにしています。
片面はインディアンの横顔とモニュメントバレー(のつもり)、そして黄蝶貝の満月。もう片面は、狼の遠吠えと満月。インディアンの羽根飾りは日本アワビを使用しています。1本当たりの太さは1mm未満です。結構切り出すのが大変でした。
黒の部分はエボニーを使ってます。もちろん手彫りです。モチーフのディテールには、かなりばらつきがあると思います。
Full Moon series

続いてはシンプルに杢を楽しみます。以前購入した、豚バラ状のパオロッサ。ベーコンにはせずにしっかりチューナーボタンになりました。
白い部分は白太(耳ともSapwoodとも言う)で、下の茶色の部分がこのパオロッサの赤太の部分。今回は白太をメインにしてみました。意外とギターに装着すると面白いと思います。
Sapwood series
白太の部分をなるべく白く見せたいので、オイルフィニッシュはしていません。もともとこの木はオイル成分があるので、よ~く磨けば自ずと艶が出てきます。
削っていて感じましたが、白太の部分は大変柔らかく、ハードメイプルよりも柔らかい印象でした。逆に茶色い部分は大変硬く、エボニー程ではないにせよ、マメ科らしく硬い木です。
ハカランダやローズで白太(サップ)入りのサイド/バック材が使われているギターを見かけますが、明らかに黒い部分とは材質が異なります。きっと音にも大きく影響するものと考えます。バック材に使えば、ローズとメイプルの3ピースのような効果があるかもしれませんね。どんな効果なのかは判りませんが(笑)

サップなチューナーボタン2010年09月21日

タイトルが投げやり気味ですが・・・気にせず。
パオロッサのサップ(白太)をメインにしたチューナーボタンをYD-Customに装着してみました。やっぱローズやエボニーの硬い材は手触りが良いです!イイ質感!
PAO Rossa sap
PAO Rossa sap
チューナーボタンのサップの色が、ヘッドプレートのバーズアイメイプルと同じような色合いで、赤太の部分がマホガニーの着色された色と似ているので連続性が生まれて自然な感じになっていると私は思います。狙って造りました!
結構面白いと思いますが・・・如何でしょう?

もっと白い材があったら、GibsonのJ50なんかに使われている白いプラのチューナーボタンありますでしょ?あの形で白っぽいウッドってのも味があると思っています。そんな材あるかなぁ~?

サドルとナットチューニング2010年09月22日

サドルとナットのチューニングで音は変わります。かなり・・・
これまで、いろいろ試しました。ナットは5個、サドルは7枚作っては試し・・・。
漂白牛骨サドル
ようやく、YD-Customに求める音に合うセッティングを見つけたように思います。取り敢えずですけどね。
YDは納品後、丸2年経ちました。トップはシトカスプルース、サイド/バックはホンジュラスマホガニー。共に単板です。ボディシェイプは、ドレッドとoooの中間位のヤイリのラインナップにあるYD88。ボディ厚はドレッドと同等。ノンスキャ。
当初から中低音はマホらしい音がしていて特に低音は乾いたアタック音ながらズンと来ます。中音は角の取れた、でもヌケの良い音。まぁ、狙い通りです。
問題は高音で、2年経って当初よりはかなり出るようになってきたものの、もうちょっと太い音にしたい。弦をいろいろ試して良いのが見つかったけど、サドルとナットをいじってもっと変わるものなのか?腹にビンビン響くほどの胴鳴りをさせたい・・・

そんな思いから、いろいろ試しました。
現状のベストは、ナットは無漂白牛骨で、プレーンはやや点接点。巻弦はやや面接点。サドルは漂白牛骨。プレーンはやや面接点。巻弦は点接点。ネックはほ~んの少し順反りさせています。弦高は、12Fで、1弦は2.0mm。6弦は2.3mm。これより落とすと音が痩せます。
当然ながらサドルをいじった方が音は変わります。無漂白のサドルは硬い音になる傾向にあるようですね。漂白牛骨が良かったです。
象牙はちょっと音が甘くなります。でも、倍音は豊かになると思います。YDでは物足りない感じに聴こえたので却下になりました。TUSQは試していません。

今のところ、プレーン弦の響きもネックに大きく伝わるほどになっています。と書けばどの程度の鳴りかお分かりになるでしょうか?2年もののノンスキャロップでこの位鳴っていれば良い方だと思います。
ローコードのGをフラットピックでジャ~ンと弾くと12弦のようなバランスでシャ~ンときれいに鳴ります。プレーン弦の存在感が良い効果を出しています。
ヤバイ!自画自賛?あばたもエクボ?(笑)

秋の運動会2010年09月26日

関東に台風が接近した昨日、下の娘の運動会でした。
1学年1クラスと児童の数が少なく、近隣の地域の方々も兼ねての運動会なのです。児童たちの紅白の争いと大人たちは居住地域での戦い。ほのぼのする運動会なのです。
肌寒いを超えて真剣に寒い風の強い午前中でしたが、午後は予報通りカラっと晴れました。
すっきりと晴れました
年に一回。地域の方々と真剣に綱引きをしたり、子供たちの走る姿を真剣に声援したり・・・収穫したばかりの新米で作ったおにぎりやのり巻きの弁当・・・田舎町の良き行事です。

さぁ!やっと秋本番ですよ!

ペグつまみ自作~パオロッサ2010年09月28日

前作のパオロッサ(パオローズ)の赤太の部分を使用したチューナーボタンを製作しました。パオロッサの赤太はインドローズやハカランダと比べると随分赤っぽい材ですね。
パオロッサ
たまたまなのか、この木は濃淡がはっきりしてますし、黒い部分がシミのように現れています。これはこれで、ヴィンテージっぽい風格とでも言いますか・・・渋い色合いになって、私は好きですね。部分的に白太も混ぜています。オイルフィニッシュにしたので、白太が濃い色になりました。後ろの方にあるのがそれです。
それぞれに異なる表情があるのが面白いです。こういった杢の揺らぎが木製チューナーボタンの魅力のように思います。
どんなギターに合うかな?
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