ペグつまみ自作~満月シリーズとパオロッサ2010年09月20日

チューナーボタンの新作2つです。
デザインに試行錯誤している満月シリーズ?を1セット分6個製作しました。ベースはメイプルバールで無着色のオイルフィニッシュです。ベースの杢を濃く出すためにオイル風呂は長めにしています。
片面はインディアンの横顔とモニュメントバレー(のつもり)、そして黄蝶貝の満月。もう片面は、狼の遠吠えと満月。インディアンの羽根飾りは日本アワビを使用しています。1本当たりの太さは1mm未満です。結構切り出すのが大変でした。
黒の部分はエボニーを使ってます。もちろん手彫りです。モチーフのディテールには、かなりばらつきがあると思います。
Full Moon series

続いてはシンプルに杢を楽しみます。以前購入した、豚バラ状のパオロッサ。ベーコンにはせずにしっかりチューナーボタンになりました。
白い部分は白太(耳ともSapwoodとも言う)で、下の茶色の部分がこのパオロッサの赤太の部分。今回は白太をメインにしてみました。意外とギターに装着すると面白いと思います。
Sapwood series
白太の部分をなるべく白く見せたいので、オイルフィニッシュはしていません。もともとこの木はオイル成分があるので、よ~く磨けば自ずと艶が出てきます。
削っていて感じましたが、白太の部分は大変柔らかく、ハードメイプルよりも柔らかい印象でした。逆に茶色い部分は大変硬く、エボニー程ではないにせよ、マメ科らしく硬い木です。
ハカランダやローズで白太(サップ)入りのサイド/バック材が使われているギターを見かけますが、明らかに黒い部分とは材質が異なります。きっと音にも大きく影響するものと考えます。バック材に使えば、ローズとメイプルの3ピースのような効果があるかもしれませんね。どんな効果なのかは判りませんが(笑)

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