D'ANGELICO BW-M2010年04月26日

D'ANGELICO BW-Mを試しました。
この弦は、80/20bronze(銅80%/スズ20%の合金) のミディアムゲージです。
D'ANGELICO BW-M

この弦は太い音です。ダダリオEXPシリーズのブロンズ弦と比べても、更に太い音ですね。きらびやかさ倍音共にフォスファーよりは少ないです。フォスファー(銅/リン合金)の音に慣れた耳には、物足りなさというか、判りやすくデフォルメした表現をすると、既に6弦は死んでいる?と思うくらいでしょう。(極端過ぎる例え?)
わかる方にはわかると思いますが、30年くらい前・・・まだ輸入弦が高かった頃、ブロンズ弦しか手が出せなくて、ライブの時だけフォスファーを張って、その音の違いに衝撃を受けたのを思い出します。言い換えれば、あの頃の音がするとでも言いますか・・・最近の弦はブロンズでもきらびやかさがある弦が多い中、このアンジェリコは昔のブロンズ弦の音がします。非常に個人的な印象ですが(汗)
ooなどの小さめなボディのギターで、静かにポロロンと弾くようなスタイルに合うように思います。

D'ANGELICO BW-M

テンションは、やや強めに感じます。手触りはスムーズで、スクラッチ音も少ない方だと思われます。
上の写真のように、巻弦の表面は滑らかですね。

どうやら、私はフォスファーに慣れた耳になっているようです。これは、ハイとローが強調されたデジタル音源に埋もれてしまっている今の音楽環境と関係しているのかも知れません。地デジといい、音や映像のディテールまで判ってしまう環境は、目も耳も鮮明さを求めてしまうのでしょう。フォスファーとブロンズ・・・デジタル音源と耳障りの良いアナログ音源の違いと似ている?ちょっと違うか・・・でも、やっぱりフォスファーのリッチな音の方が私は好きですね!

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