ホンローズペグ製作中!2010年06月04日

頼まれたホンローズのチューナーボタン。ちゃんと作り始めてますよ!
作ってますよ~!
製作過程をザックリ見ていただきましょう。
奥は原木を切り出して板状にしたものです。サイズに裁断し、穴あけなどした後、大まかな形に整形します。更に形を整え、削りが終わるとペーパーで磨きにかかり、艶が出てイイ感じになったら、オイルフィニッシュです。
何日か乾かして、艶の具合を見て完成となります。足らなかったら磨きやオイルフィニッシュを繰り返します。意外と手間がかかるんです。
でも、今回他人(ひと)のために作るという緊張感が良い出来に繋がりそうです。
形変えましたが・・・
今回のは、これまでのものと若干形を変えています。グローバーのように素直にオーバルな形にしています。左がこれまでの形。右が今回のもの。全体のバランスを良くしたつもりです。
いや~ホンローズは質感も艶も杢も、かなりイイ感じです!

PAT METHENY THE ORCHESTRION JAPAN TOUR 20102010年06月13日

東京はすみだトリフォニーホールでした
行ってきました!「PAT METHENY THE ORCHESTRION JAPAN TOUR 2010」。
アンコールが確か3回のジャスト3時間のライブでした。
始めの30~40分はギターだけの演奏、マンザーのナイロンでのメドレー、バリトンでの「Make Peace」、ピカソと各1曲づつ。バリトンの音がギラギラし過ぎていて、ベースの音圧も今ひとつ・・・ホールの大きさで抑えたかな?
その後、「Mr.フィンガーシンバル」君だけのORCHESTRIONに始まり、フルオーケストレーションへと展開されました。

2月に同タイトルのCDについてコメントしていますが同じ印象です。アンコールでやった最後の2曲「Sueño con México」「Dream of the Return」が無かったら、多分怒って帰るところでした。
やはり、ドラムです。このライヴで改めて学びました。ドラムとベースは、その曲のグルーヴやダイナミズムを決定付ける重要なパートであるのだと。このブログでも記事にした、PMGのドラムがワーティコからサンチェスに代わったJapanTourで演奏された「The First Circle」のグルーヴが、全く異質なものになってしまい違和感を覚えたこと・・・
それほどまでにドラムは微妙なニュアンスを表現するのだと。

ORCHESTRIONは、MIDIインターフェイスで生楽器を鳴らします。生楽器に設置された実際に演奏するデバイスが今回の目玉の一つなのでしょう。見た感じベロシティの強弱の幅はそれほど無いように思えました。なので、シンバルレガートも単調になっているし、致命的は、ハイハットがクローズしか音が出せていない。しかも、毎曲クリックのようにオンビートでしかも大きな音でスティックで「チッチッ・・・」とやられてしまっては、グルーヴも何もあったものでは無いです。
スネアもヌケてない音で、スナッピーを効かせるチューニングなら少しは良かったかもしれません。タムのフィルも無い。「何とかならんのか!」と思われたドラマー/ベーシストの方々は多かったことと思います。フラストレーションが溜まるライヴでしたねぇ。
でも、アイバニーズのフルアコの音は大変良かった。あぁでも、何年か前からfホールにECMがマウントされていて生音も拾うようになっているんですが、アタック音とか乾いたクリアな音を拾って、それはそれで良い効果があるのですが、往年のES-175時代の音ってありますでしょ?あの頃の曲はあの頃の音で聴きたいんですよ。ECM抜きで。そんなワガママなファンもいるんです。

同行した、kanaさんの旦那と帰り道「全ての曲がのぺっとした感じでしたね・・・」と旦那さん。これが全てを言い当てているのです。
新しい試みであることは十分判っていて、見せるライヴであるということも判っているのだけど、聴かせるという面では不完全でした。リズム隊の出来は45点です。(おぉ辛口セルジオ並み!)

冒頭で書いたアンコール。最後の2曲で何とか皮一枚・・・です。
でも、「Sueño con México」をやったのは象徴的でした。初のソロアルバムであって、オーバーダブで作られた「New Chautauqua」からの曲。30年前のこの曲をORCHESTRIONで演奏するというのはある意味感慨深いですね。

随分辛口でしたが、それでもパットファンであることには変わりは無いし、ある意味?これだけ熱くしてくれる存在にいつも感謝です!

終演後の写真撮影はOKというので、大勢の撮影隊をかき分け撮ってきました!
ほぼ全景
後ろのパイプオルガンは違います。この上手側にもう一台YAMAHAのMIDIグランドがあります。右下に立てかけてあるのがアイバニーズのPM。イイ音出してました。シールドが2本出ています。マグとECM?

下手より
左右にはBOSEの L1™ Compact systemが何台か並んでました。モニター兼用でしょうか?ホールを鳴らすのは別のスピーカーですよ。当然ながら。
テクニカルエンジニアのCarolyn Chrzanさんが持っているのがマンザーのナイロン。今回の発見はバックがラウンドになっていること!以前はOvation1763がメインでした。ナイロンとラウンドバックに拘りがあるように感じます。

上手側
キャロラインさんが運んでるのが、「Sueño con México」で使ったGuildのD-35。以前はマグがマウントされていたと思うのですが、それは無く、音はトップ貼り付けのピエゾの音でした。足元の大きなペダルがムーグのペダルで、これがメインのコントローラーのように見えました。

GRなど
青いのがGR300のコントローラー。年季入ってます!1曲だけ使いました。この男性の後ろに、ラックがありまして・・・
Effects
上から、お馴染みデジテックのプリアンプ、GSP2101。t.c. electronicのM2000とおぼしきエフェクターが2台。currentとnewと書いたテープが貼ってあった。グライコ、Nady GEQ130が1台。GALLIEN-KRUEGER のベースアンプ、200RCBが1台。QSCのパワーアンプ、PLX1804が2台。と見えましたが・・・

次はグループで来てくれ!


ライトゲージにしてみます2010年06月19日

この4銘柄を試します
思うところがあり、これまでミディアムゲージを張ってきたYD-Customにライトゲージを張ってみます。
まずは、この4銘柄。ダダリオに行かないところが素直じゃないところなのです。
写真左上が、ROTOSOUNの「JUMBO KING PHOSPHOR BRONZE」。英国製で、ゲージは.012 .016 .024w .032w .044w .054w 。
その下が、D'AQUISTO の「730 PHOSPHOR BRONZE 」。ゲージは、.012 .016 .024W .032W .042W .052W 。
右上がメジャーどころで、DRの「PM12 PRE-ALLOY PHOSPHOR BRONZE」。ゲージは、.012 .016 .024W .032W .042W .054W 。
最後が人気のある、JOHN PEARSEの「600L PHOSPHOR BRONZE」。ゲージは、.012 .016 .024W .032W .042W .053W 。

さてさて、どれが合うかな?

ナットのチューニング・・・なるほど!2010年06月19日

ナットに少々手を加え・・・
さてさてライトゲージは、JOHN PEARSEの600Lを張りました。結構太めの音でしょうか・・・2~3日してからの音で判断したいですね。

で、今回のライトゲージはローポジションでのセーハの音が出にくくなっていることへの対応で、そもそもフレットがジムダンの6130と低いフレットなので、太いゲージの弦だと押さえにくい傾向にあるように思っておりました。フレット交換も考えヤイリの小池さんに相談しましたが、「フレット交換はしない方がエェで・・・」というので、取り敢えずフレット交換は横に置いておき・・・。
残るはゲージダウンとナット調整・・・
ライトゲージに替えてみましたが、大して変わらず・・・やはりナットのセッティングだな・・・と、確かに3フレットで弦を押さえた時の1フレットの隙間はちょっと広いかもしれません。

ナットをコンコンと指板側から軽く叩いて外しますと、接着剤様のものが部分的に着いています。隙間を埋めるため?
全部はぎ落とし、ペーパーで平らにしてナットを装着してみると、隙間が・・・
ナット側と指板、ネック側双方を慎重に見比べて、ちょっとづつ削って何とか隙間を無くしました。同時にナット高も少し下げました。

おう!弾きやすくなった!やっぱナット高か・・・。
セオリー無視のやっつけチューニングですが、鳴りも変わりましたよ!胴鳴りが増しました。指板/ネックへの振動も増していますし。ナットのチューニングは効果大です。
更にネックもやや順反りにアジャストして、胴鳴りしやすくしました。これで、ミディアムのような深い鳴りが再現できれば良いのですが・・・

ナットファイル買って、本格的にナットのチューニングを試しますかね・・・これだけ音が変わると素直に面白いです(汗)

Lizard でペグつまみ2010年06月22日

チューナーボタンの新しいデザインでの試作です。
とかげです!
トカゲです。リザードね。
ベースはホンジュラスローズ。
目の部分は、頼りになる友人のアドバイスによりガーネットを仕込んでいます。(Thanks Asayo!)
試作の試作ではターコイズを入れていました。
とかげです!
貝は、いつもの茨城産の日本あわびです。
ガーネットの目を光らせるのに苦労しましたが、どうにか光らせる手法を見出しました!教えませんが・・・(笑)
どうでしょうかねぇ・・・

ライトゲージレポート~その12010年06月28日

ライトゲージを試しています。
まずは、JOHN PEARSEの「600L PHOSPHOR BRONZE」。
JOHN PEARSE 600L PHOSPHOR BRONZE
これはいいです!求めていたサウンドに近いですね。太い音ですが、程よい弦鳴りがあるので、指弾きに最適です。巻き弦は文句なしです。テンションも程よい。ただ、プレーン弦にもう少しパワーが欲しいところです。ライトゲージですから仕方ないのですが、ミディアムと比べるとちょっとの差なのですが、パワーが劣ります。箱鳴りの強いギターではプレーン弦はどうしても負けてしまいがちです・・・プレーン弦だけでも、ミディアムの太さが欲しいなぁ・・・と・・・あるじゃあないですか!JOHN PEARSE!NewMedium というのがあるじゃないですか!早速オーダーしましたよ。これまた後日レポートしますね。

お次が、ROTOSOUNDの「JUMBO KING PHOSPHOR BRONZE JK12」。 イギリスの製品です。
ROTOSOUND JUMBO KING PHOSPHOR BRONZE JK12
パッケージがカッコイイですよね!さすがUK!coolです!
これは以前試した、Dean Markley Blue Steel 2037に似た印象です。硬い音です。JUMBO KINGってくらいだからパワーがありそうですが、まぁあるほうかな?って感じでしょうか?
テンションは強めです。ストローク系にはお勧めですね。
指弾きですが、カポ3や5位で弾くととても良い響きです。こういったテンションが強め弦は、カポをしての音は張りが出て良いですね。
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