栃木 出流そば2011年12月03日

毎年この時期に、新そば祭りをやっている栃木県栃木市出流町(いづるまち)に、そばを食べに家族で行って来ました。
途中、出流の石灰工場通りを通ります。
石灰工場ストリート

この一帯は、石灰石、ドロマイトの採掘量が全国一です。
石灰工場ストリート

太古の昔、ここは海の底だったのです。
この細くかなり白い山道を抜けると、そば屋が並んでいますが、まずは、混み具合を横目にそこを通り抜け、出流山満願寺でお参りを済ませます。
出流山満願寺

今年はちょっと寒さが遅いので、例年よりちょっと色づきが遅い感じでしたが、それでも紅葉がきれいでしたねぇ。
おみくじを引いて・・・私は「大吉」!
さて、そばを食べに行きましょう!

いしやま

出流そばと言えば「いづるや」が有名ですが、いつもあまりに混んでいるので、ウチはここ「いしやま」に毎年来ています。

いしやま

メニューです。いつものように「盆ざる1升」を頼みます。

さしみこんにゃく

そばが来るまで20分位かかるので、サイドメニューで胃袋をなだめます(汗)。まずは、「さしみこんにゃく」自家製です。やや柔らかめです。

ゆず大根

続いて「ゆず大根」。甘酢漬けです。子供らは大好物です。ゆずがイイ香りです!

野菜天

そして、王道「天ぷら」。田舎の天ぷらです。いつもの味です。醤油でも、めんつゆでもイケます!

一升そば

くだらない話をしながらサイドメニューを突っついてますと、やってきました!でっかい盆ざるにピカピカのそばです!さぁ食うぞ!
一升そば


いわゆる「田舎そば」です。信州のように強いコシではありませんが、程よいコシがある旨いそばです。私もそば打ちをしますが、さすがプロのそばは文句無く旨いです!二八です。つゆも甘すぎず私好みです。ねぎとわさびを効かせてズズゥ~と!

完食


完食です!旨かった!
また行こうっと!


仁行和紙2011年11月18日

能登は輪島の「仁行和紙」(にぎょうわし)を手に入れました。
この和紙は、木の皮など自然にある素材を活用した和紙です。さぁ、何を企んでいるのか!
仁行和紙

上手く行ったらお披露目します。


黒蝶貝イイです!2011年11月15日

黒真珠の母貝である黒蝶貝(くろちょうがい)。
今年作ったbyKen#74のパーフリングとロゼッタは、この黒蝶貝を全面的に使用しました。始めから黒蝶を使うことを念頭にデザインしてきたのですが、今までこんなに黒蝶を使ったギターは見たことがありませんでした。こんなに魅惑的な輝きをする貝なのに、皆さんお好みじゃないのかな?何か問題でもあるのかな?と不安を抱えつつ#74の完成を待っていたものです。大人な雰囲気のギターが出来たときは嬉しかったです・・・

で、黒蝶ファン?としては、もっと皆さんに黒蝶貝を知っていただいて、新しいデザインのギター製作にチャレンジいただきたいですねぇ・・・。
今回は、少しだけ黒蝶貝を紹介します。

まず、私の黒蝶貝との出会いですが、2007年に家族旅行で行った石垣島にある琉球真珠で見たのが出会いです。お土産に買ったキーホルダーのこの輝きに魅せられました。
確か\500のキーホルダー

裏側というか内側はこんなです。
確か\500のキーホルダー

まだ、この頃は、ギターをオーダーしようなんて考えてなかったのです。
後にギターのオーダーを考えた時に、この貝をいつかは使いたいという漠然とした思いが芽生えたのでした。ちょうど、友人のzzox氏が石垣に行っていたので、黒蝶貝を買ってきてくれ!と頼んで、お土産にくれたのが、こちら。
茶色っぽいのは、白蝶貝(しろちょうがい)。白っぽい真珠の母貝。黒っぽいのが黒蝶貝です。
原貝です

内側はこんな感じです。黒蝶の方が黒っぽい色をしています。真珠の表面にある輝きの素、真珠層の輝きが綺麗です。
内側です

これを磨いていきます。ディスクサンダーやらベルトサンダーやらしっかりマスクをして、粉まみれになって磨いていくのです。結構大変です。
で、磨き終わると表はこんな感じ。
表です

アバロンとは明らかに異なる輝きです。緑、青、ピンクと渋い色合いが良いです。
内側は、こんな感じ。
内側です

通常は、こちら側を更に磨いて使うと思いますが、表側も十分面白い輝きをしていますので、どちらも使えると思います。
黒蝶の特徴が出るのが周辺部です。限られた部位です。怪しい感じの色合いが非常に魅力的ですね。
これらを使った完成品がこちら。いろいろな表情が見られます。綺麗です!
これらを使うと・・・


日本の黒蝶貝は15cm前後の大きさで、白蝶貝などと比べると小さい貝です。ギター用に使える部分となると、非常に限られると思います。養殖されているとは言え、歩留まりの良くない貝ではないのかなぁ?
タヒチ産のやつは結構大きくて厚いやつがあるようですが・・・。
石垣に行ったら、大量に仕入れてこよう!


ペグつまみ自作~byKenに花梨バール2011年11月12日

自分用に作りました。
オリジナルと言うか、納品状態は、ゴトーのエボニーを着けていました。いずれ自作の物に替えるつもりでしたので、何でも良かったのです。
で、当初より花梨バールが良いかな?と考えておりまして作ってみました。
まぁ良いかな?


byKen#74のヘッドプレートは、キルテッドマホガニーです。このブラウンより少々濃い目の色が良かったですが、花梨バールの自然な色そのままにしました。軽くオイルフィニッシュしています。
このマーブル模様が好きですねぇ!
このマーブル模様が好き!


全体のバランスは・・・まぁ無難なところですね。でも、市販品には無いレア感は感じ取れると思います。
悪くない!


こうやってフラッシュ焚いて撮ると黒蝶の独特な輝きがわかりますね。次回は黒蝶貝の話題にしようかな?


ペグつまみ自作~無事装着されました!2011年11月08日

Kenさんから(Kenさんって書いたり小池さんって書いたりしてますが同一人物です(汗))写真を送っていただきました。
無事、装着されたようです。良かった!
羽ばたいていただきましょう!
羽ばたいてもらいましょう!


ヘッドの外周に巻いてあるのが黒蝶貝です。なるほど、輝きを感じるのは暗い部分があるからこそ・・・ボタンの白蝶とはその輝き方が異なるのがよ~く判ります。鳥は黒蝶で作るのも良いかも知れませんねぇ。
さぁ、これからどれだけのステージで弾かれるのかなぁ?プロの激しい環境に耐えてくれ!

因みにお使いになるのは、NSPの中村貴之さんだそうです。
もう、随分前に天野滋氏は逝ってしまいましたが、中村氏はソロ活動と、ふきのとうの細坪氏らと「スリーハンサムズ 」なるユニットで活動もしているようです。
NSPは高校生の頃、何曲かコピーした記憶があります。でもやはり「便所虫」のうたが忘れられない・・・


ペグつまみ自作~白蝶貝で鳥をば・・・2011年11月03日

更新をサボってました・・・というか書く暇も無かったというか・・・

さて、チューナーボタンの新作です。前の書き込みで触れた、ヤイリの小池さんが展示用で製作していたギター向けです。鳥をモチーフにしたギターですので、チューナーボタンにも鳥を飛ばしました。
ヤイリに行った際、このギターのボタンをどうしようか話していたのですが、「鳥を入れたいなぁ~」という小池さんのリクエスト。
「う~ん」と私。入れるなら白蝶貝の1枚貝でインレイは作るべきだけど、チューナーボタンって曲面なんですよね。これに貝を入れるには彫りを深くしたり、貝を厚くしたりする必要がありますが、何よりインレイは曲面の状態でマウントしないと形が歪んでしまうんです。結構面倒なのです。
でも、イメージが浮かんでしまったので、サンプルをササっと作り、小池さんのOKが出たので、1セット作る運びとなりました。

片面に2羽の鳥を飛ばします。両面あるし、6個ある・・・2×2×6=24!
24枚切り出さなければならないということを後から気付きます(爆)
で、何とか切り出したのが下の写真。もう立派な群れです!
群れだな・・・


のんびり作っていたのですが、急遽、そのギターの嫁入り先が決まって、しかもライブデビューが近いということで、ピッチを上げました。何とか間に合いそう・・・
ベースは縞黒檀。インレイは白蝶貝。軽くオイルフィニッシュです。悪くない!
何とか間に合いそう・・・


白蝶や黒蝶などの真珠貝は、光がしっかり入射しないと光りません。フラッシュでちょっと光らせました。グラデーションがある光り方が美しいと思います。それにしても白蝶貝は黒檀に合うなぁ~美しい!
白蝶の輝きをば・・

実は、これを装着するギターは、某プロミュージシャン向けなのです。私がデザインしたギターのシェイプも気に入っていただけたそうです。いや二重の喜びです。
遂にプロの方に使っていただく事になりそうです!嬉しい限りです。


ヤイリにて2011年10月09日

ヤイリさんに行って来ました。

早速、Kenさんのもとへ。象牙の蒔絵チューナーボタンの納品?やら、ヘッドインレイのアドバイスやらいただきに。そして、いつものYさんもいらして、遅れてamanoさんご夫妻も見えました。皆さんとギター談義に花が咲きます。相変わらず至福の時間です。
各々が持ち寄ったギターの数が5本かな?それぞれ、個性の異なるギター。我が子の育ちを皆さんに確認してもらう儀式のようなやりとりが続きます(笑)。そして、どれもがい~音するギター達。もちろん、どれもが、Kenさんの手によるもの。このギター達のポテンシャルはかなり高いです。その辺のプロショップでも出会えないような音がするギターばかりです。これは凄い事です。
わが子の育ち具合を・・・


そして、Kenさんには自作のヘッドインレイを見ていただき、アドバイスをもらいました。こんな素人工作を見ていただけるなんて、嬉しい限りです。
小池さんに・・・


課題だった象牙に蒔絵のチューナーボタンもやや強引に完成させ納品? となりました。まぁ、あまり実用的ではありません。展示向けですね。
象牙のボタン


Kenさんのところに置いてあるケースに入りました。もし、行かれた方は是非見てやってください。今回の製作はいろいろと勉強になりました。ボタンに関してもアドバイスいただき、早速次の製作品には反映します。
チューナーボタン


今、Kenさんが製作している展示用のギター。私がデザインしたシェイプを使用いただいています。#74とツーショット。おぅ。同じ形だ!当たり前か!アパを使用しています。どんな音になるか楽しみです。
展示用作品と


もちろん、ギターの健康診断もいただいて、完璧な状態でまた弾くことが出来るのです。
メンテも

ん~Kenさん!しぶ~い!
ありがとうございました。またお邪魔します!


インレイ製作~黒豹2011年10月02日

ちょっと更新をサボってました。

新たなデザインでインレイを作ってみました。
彫るのではなく浮き彫りとでもいいますか・・・
黒豹です。
Black Leopard


ベースはローズウッド。まぁ、黒く塗っちゃっているので何でも良いのですが。艶消し黒ラッカー塗装。モチーフは様々な厚さのローズウッドの薄板を貼っています。
目は黄蝶貝にエボニー。黒い中に金色に光る目はなかなか狙い通りでしたが・・・。丸い掘り込みは、ペグのワッシャーが入る部分です。
Black Leopard


オールブラックの怪しいギターにいかがでしょう?ペグも黒だな。


インレイ製作~ワシミミズク その22011年09月11日

ワシミミズクのインレイです。背景をどうするか迷ったあげく、こんな感じで作りました。ん~イマイチ、インパクトに欠けますかねぇ。クリアで塗装すれば随分色合いは変わると思いますが・・・
Bubo Bubo


ボディは、木目を羽根に見立てました。多分この材はビンロウジュだと思うのですが、名前を確認せずに購入してしまいました。他は、チークと、神代タモ、黒檀、黒蝶貝、アバロン。白目は象牙です。背景は、バーズアイメイプルと、花梨バール。
Bubo Bubo


ん~反省点は多々あります。何より構図が中途半端ですね。まぁ、製作の練習にはなりました。


Dana Bourgeois : Vintage OM2011年09月11日

購買意欲をそそられるギターに出会いました。
恵比寿にあるドルフィンギターで、いろいろと物色している中、この「Dana Bourgeois Vintage OM」は、良かったですねぇ。
BOURGEOIS : Vintage OM


「ooo位の大きさで、指弾き。リビングで酔っ払いながらポロ~ンと弾いて、癒される音がするギターを!」と、いささかゆる~いリクエストに、店員さんいろいろ紹介くださいました!さすがドルフィンさん!
アストリアスから始まって、コリングスを何本か・・・。OM-2Hやら、カスタムらしいですがオールマホのOOやら弾かせていただいて、それぞれ良かったのですが、もうちょい太目の音が欲しいなぁ~と。「これはどうでしょう?ボジョアですよ。」と渡されたのが、Vintage OM。「おぉぅ。これこれ!」。コリングスって、ヌケのある音なんだけど、サンタクルズほどじゃないけど、ちょっと硬めの傾向が強いかな?と以前から感じていまして、もうちょい私の好みには届かなかった。
で、ボジョアです。ボジョアは手にするのは初めて。一時期量産するようになって音と共に品質が落ちたと聞いたことがあったけど、いやいや大変良い音でした。また、以前のような生産体制に戻ったらしく、良い時期のボジョアが戻ってきていると店員さん。
好みの音のポイントが、指弾きでも十分感じられるプレーン弦の太さというか響きとヌケ。これが確保されているギターは、大体全域に渡って気持ちイイ鳴りがするように思います。
ByKen#74がこの音の傾向で、大変気持ちイイのですが、それに近い鳴りがしていました。このボジョアは。
なかなか出会えない音がするギターだと思います。フィンガー向けです。そんなセッティングのギターです。フラットピックでガシャガシャ弾くようなギターではありません。
ボジョア。チェックしていきます・・・。


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