オリジナルサドル2010年10月25日

正直ここまで期待通りの結果が出るとは思いませんでした。
先日、ヤイリにお邪魔した時Kenさんから宿題ね!って感じでマテリアルをいただいちゃったので、そら気合入れてやりました!そのパーツの製作と検証を行いました。オリジナルサドルの製作です!
まぁ、私のアイディアに乗っていただいた訳ですが(笑)
詳細は、まだお話できないので、画像もぼやかしています。すみません。あの時同席されていた皆さ~ん!この場でご報告ということで!
オリジナルサドル

で、音の違いを聴いて欲しいのです。ここまで差が出ると面白いですね。
ローコードのGの音です。
順番は、「象牙→TypeⅢ→TypeⅠ→TypeⅡ→漂白牛骨」の順です。
Type*がオリジナルサドルのパターンです。3種類のオリジナルサドルを作りました。
マイク立ててボード経由でPC録音しています。ちょっとノイズが乗ってますが、敢えてノイズリダクションせずに録ったままの音にしています。もちろん、同時期にほぼ同じマイク角度と距離で録っています。

◆サドルの違いによる音(MP3:約757KB)

再生環境で判別できない場合がありますが、CDが十分の音質で聴ける環境で再生いただきたいですね。

このオリジナルサドルは、象牙と牛骨双方の特徴を兼ね備えたものを目指しています。象牙の豊かな倍音は好きだけどもう少し煌びやかさが欲しい!とか、牛骨の煌びやかさは好きだけど、もうちょっと奥行き感が欲しい!とか・・・実際私が欲しい音なのです。
ちょっとした細工ですが意外とハマッたかも!それぞれの特徴がある中間の音が出ていると思います。

Kenさ~ん!TypeⅠとⅡ送ったから検証してみてくださ~い!

コメント

_ suntower ― 2010年10月26日 07時36分

聴きました。
うーん、僕には違いがあまりわからないです。

素朴な疑問なんですけど、
漂白牛骨と無漂白牛骨の違いってあるんですかね?

_ ねこまんま ― 2010年10月26日 09時44分

こんにちは。suntowerさん。
風邪引きました(涙)調子わる~!

音の違い判りませんでしたか~残念!

さて、漂白牛骨と無漂白の違いですが、無漂白の方が
音は硬い印象があります。
しかし、この辺りが難しいのですが、弦に接触するサドルの面積や
形状でも音が変わりますので、あくまで、同一形状にした場合の
比較では、無漂白の方が硬い音ということです。
更に、ギターのサイズ、材、弦、弾き方、弾く位置、弾く強さによっても
その現れ方は異なりますので一概に言えないですね。
この辺りが断言できないところで、明確な理論としては誰も言っていない
のではないかと思います。ただ、経験値としてルシアーやリペアマンは
きっと皆認識しているはずです。
私は、それを自分で確かめたかったので、いろいろ試しました。
今、私の中ではYD-Customにおけるサドル論は、確固たるものがあります。

_ suntower ― 2010年10月29日 06時35分

今、寒くなってきているのでお互い体には気をつけましょう。
丁寧な回答ありがとうございます。
無漂白の方が同一形状では音が硬くなるということですね。

M-2000Xはナットが無漂白でサドルが漂白ですね。

昨日、RolandのWAVE/MP3 RECODER R-05が
新星堂鶴岡店で売っていたので買いました。
それでM-2000Xを弾いてみたのを録音して
ブログ(URL)でアップしたので聴いてみてください。

録音用途にピックアップも検討したけど、
R-05で十分な気がします。

_ ユウ ― 2010年10月29日 13時23分

ねこまんまサン、ご無沙汰しています。

宿題が発生したあの日に同席させていただきましたユウです。
夫婦で参加してました。

サンプル音源、聴かせていただきました!
僕にはTypeⅠとTypeⅡが良音に聴こえました。
ⅠとⅡ、どちらかに決めろと言われても相当悩みますねー。
Ⅱの方が一般的には好まれるかもしれません。
がしかしD28好きの私にはⅠの方が向いてる気がしました。
バンドやマイク乗りを考慮してTypeⅠをマイベストに投票いたします。
人気投票じゃなかったですね!(^^)!

あくまでも私見でございます(笑)
仕様はシークレットでしょうがまた山下さんあたりから
聞き出しますネ(笑)

いずれにしましてボタンといいサドルといい
スゴ腕をお持ちですね!
感服するばかりです。

だんだんと寒くなる時期です。
体調、お気をつけてお励み下さい。

では!

_ ねこまんま ― 2010年10月29日 21時18分

ユウさん。こんにちは!

コメントありがとうございます。
TypeⅠがお好みと言うことは、どちらかと言うと太い音ながら、
輪郭(芯)がしっかりしている音がお好みかと推測いたします。
牛骨よりは象牙寄りの音かと思いますね。

サドルの材やセッティングでかなり音が変わります。
このブリッジ周りの世界は奥が深いです。完全に
ハマッております。

今後ともよろしくお願いいたします。
ユウさんもお身体ご自愛ください!

_ zzox ― 2010年11月11日 10時08分

ひょっとして2層構造ではないかと。
ブリッジの下にチタンを敷く技もあるようなので、牛+象さんの2階建てかなーなんて思いました。でもこの衝撃映像ではそうは見えないしなぁ。

_ ねこまんま ― 2010年11月12日 05時43分

おう。するどい!
3次元でどう組み合わせるか・・・ですね。

_ zzox ― 2010年11月13日 02時49分

多分、解ってしまいました。
なんか特許申請しそうな勢いなんで、あまり書きませんが、
うまいこと考えましたね、オフセットサドルとは。
TypeⅠであと0.2ミリ象さん側が薄いと最高ではないかと。
当たったら何かください。

_ ねこまんま ― 2010年11月13日 18時11分

多分正解でしょう!んじゃ熱~い抱擁でも(汗)
忘年会やんべね!

このサドルの命名もしています。ヤイリで同席されたYOSHINOさんが
「ハイブリッドサドル」と仰っていたので、そのままいただきです。
まぁ、構造は3次元での組み合わせでいろいろ考えられます。
それぞれがどんな効果が現れるか試さないとわからないけど、
そもそも、象牙サドルで、ワインド弦の響きは好きなんだけど、
プレーン弦が引っ込んじゃうのが何ともどうにかしたいなぁ~と
言うのが発端。
サドルのマテリアルの細工で、音の変化は現れる!と信じていたので、
今回の実験は大変楽しかったし、期待以上の効果は出たね。

_ zzox ― 2010年11月15日 13時52分

接着面をどうされてるかは企業秘密ですね。ニカワ?
録音を聴いた時、ワインドとプレーンの境目と思われるところで、音質が変わってる気がしたので、多分そうかな~と思ったんですよ。私的にはその境目に若干違和感を覚えたりもします・・・シームレス構造はムリかねぇ。

_ ねこまんま ― 2010年11月15日 21時56分

接着はニカワでやろうと思ったけどいろいろ面倒なので
タイトボンドです。多分振動の伝達には悪影響は及ぼして
いないと思われるけどね。音を聴く限り。

サドルはイントネーターが手元に無いので(先日オーダーした)、
必ずしも正確なオクターブ調整ではないけど、オフセットにしているので、
プレーンからワインドまで一直線ではないんです。
弦によって前後しているので、プレーンとワインドの境目は必ずしも
一致していないんですよ。

まぁ、ワインドとプレーンの音質の差はどんなサドルでも出るはずなんだけど、
事の発端は、前のコメ通りバランスなんよ。問題は響き方(振動)だと
思っていて、解りやすく言えば、如何にプレーン弦でワインド並な響き方を
させられるか。
それはトップを振動させて正に響きになる。エフェクターやシンセなんかで
言うところのレゾナンス。
音質で言うなら太めの芯がある音が基本で、プレーンらしい煌びやかさもあって・・・
そうなると、象牙と牛骨の中間の音が欲しくなる。

試しているギターがマホガニーなので、ローズだとまた違った結果になるかも知れない。
ギターのサイズでも同様。
いろいろ試したいところだね。

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