ヤイリな一日2010年05月09日

オーダーしたByKenのサイド/バック材はマホガニーで指定させていただいています。
マホガニーって通常のリボン杢の他に、稀少材として、丸っこいうねりのあるキルテッド(タマモク)、蜂の羽ばたきの後のようなビースイング、トラ杢であるフレイムマホガニーなどがありますが、なかなか見ないですよね。そもそもマホガニーにそんな杢があることすら知らない方も多いと思います。

さて、そんな稀少材・・・ヤイリさんならあるはずと、ハーパーのロックを舐めながら考えておりまして、ダメもとでヤイリギターの小池さんにご相談しました。キルテッドについては、単板の場合曲げの時に割れる可能性が高いのでできない事は以前から聞いておりました。フレイムマホガニーを探してもらうことにしまして、「見つかった!」との連絡が入り、早速確認のために可児まで\1000高速を飛ばして行きました。午後到着です。
フレイムマホ

ありがたいです。お忙しい中時間を割いて探していただきました。
杢が見えやすいように画像を暗くしてあります。さすがにメイプルやコアのような杢とまではいかなくても、マホガニーでこれだけのトラ杢は珍しいと思います。
仕上げが楽しみです。音は堅くなる傾向にあるようですが、その辺りは小池マジックで私の願う音に作ってくれるはずですので、全く心配しておりません!

サインしてお取り置きとなりました
材にサインして、めでたく私の予約材になりました!

この日は、もう一組のお客さんがお見えになっておりました。
オーダーのネック合わせとオールドヤイリの音の調整をされておりました。音の調整では'75 DY28の調整で、2回目の調整とのこと。ここでも小池マジック炸裂でしたね。明らかに煌びやかな音に変貌していました。この奥義は凄いです。本当に。

その後、amanoさんもお見えになって、雑談している中で自作のペグつまみの話題になり、話のタネに・・・と持っていったこれまでの製作物を見ていただいて、先の調整の方とamanoさん。「欲しい!」と言っていただけたので、もらってもらいました。3セットも!使っていただけるのは本当に嬉しい限りです。素人工作なのでこの先どうなるか判りませんが、喜んでいただけたら嬉しいですね。

最後に小池さんに、磨きの技術を教えていただきました。早速実践です。
ホンジュラスローズのものです。オイルフィニッシュ前の状態で、ピカピカに磨けました。この方法を教えていただきました。

ピカピカです

そして、オイルフィニッシュ後。これまでのモノとは全く違う質感になりました。これはイイです!

これまでのものとは違う

小池さんありがとうございました!またお邪魔しま~す!

コメント

_ DY28 ― 2010年05月09日 23時31分

こんばんわ
材を確認に 遠路行かれるとは さすがです
マホは 実は先日新器購入の際15本弾き比べ 最後2本残ったうちの1本が
マホのカスタムモデルで、1時間弾いて悩みました
煌びやかさでは ローズやハカですが やはり究極のアコギの音は上質の
マホだと思います、私はギタリストでなく 唄歌いなので、歌いやすい音と
あまのじゃくなので あえてメジャーな材でなく
珍しい材の キハダを選びましたが・・・後悔はしてませんが
いつか マホでカスタム まさしく ねこまんまさんは それを実現するのですね

自分のブログにも書きましたが
5月はLIVE多く 上海もさることながら
京都と 東京六本木でも25日にします 勿論 ギターは ヤイリです

いつか お会いしたいものです

_ ねこまんま ― 2010年05月10日 08時06分

こんにちは。DY28さん。

後から投稿された方を公開させていただきました。

マホガニーは癒しの音だと思います。正に唄伴には最適な
音だと思います。
ローズやハカも確かに魅力的な音ではあるのですが、
体にフィットする音(表現が難しいです)・・・というか・・・
暖かい食べ物を食べると、体がホッとしますよね。
あんな感覚の音なので、ず~っと弾いていられるのだと
思います。
先日小池さんのところに行った時も、いくつかのByKenを
試させたいただきましたが、結局マホガニーをずっと
抱えていました!

25日ですか・・・札幌におります・・・残念ですねぇ・・・

_ DY28 ― 2010年05月10日 11時15分

すいません、最初書き込みしたらPCがおかしく
更新できなく ダブってしまったのですね、申し訳ないです
札幌ご出張ですか、良い季節 おいしいもの食べ過ぎないように(笑)
お気をつけて行ってらしてください
また、どこかで お会いできれば ですね

_ TANAKA ― 2010年05月10日 21時42分

ねこまんまさん、こんにちは!
へへっ、一番小池さんが「なかなか良い材なくてな~」とサイド材を気にされていたので、喜んでもらえて小池さんも喜んでいらっしゃるのではないでしょうか(笑)。
塗装するとマホの色と相まってキレイなギターにしあがるんでしょうね~。
しかし、一日でヤイリ往復できる体力すばらしい!
では、

_ ねこまんま ― 2010年05月11日 08時40分

TANAKAさん。どうもです。

新たな一本は本当に評判良かったですよ!
メイプルの認識が変わりました!

さて、マホガニーです。TANAKAさん見られているのでどの程度かは
お分かりかと思いますが、確かに、サイド材は「最高!」ってな材では
無いかも知れません。バックとの杢の程度も違うので一般的な材選択の
セオリーからも外れているかも知れません。
AAAA級の材なら海外含め個人で購入可能です。それを持ち込むと
いうのも出来ないわけではありません。
でも、ヤイリさん、小池さんにオーダーする喜びのひとつは、この待ち
期間でのやり取りで、小池さん達といろいろな面で知り合えることです。
#74が完成して、何年かしてあのフレイムマホを見る度に、何度も訪れた
小池さんや、あそこで知り合った方々の記憶が甦るような気がします。
そのためにも小池さんセレクトは必要です。

そして、TANAKAさんも体感されているByKenの別次元の音が手に入る
喜び・・・
#74は私のオリジナルシェイプなので、音作りという面では全く実績が無い
わけです。増してや生楽器ですから、どんな出来になるか博打的要素は
否定できません。それも承知でのオーダーですし・・・
でもそこは小池さん!全く心配してません!

_ TANAKA ― 2010年05月11日 20時08分

ねこまんまさん
そうですね、待ち時間が長いことや会話時間・回数が増えることで、そのギターへの愛着・思いが強まるような気が私もします。
ヤイリの工場までへ一歩踏み出すまでには「?」も多かったですが、お邪魔したり、ねこまんまさんとかいろいろな方と出会うことで今はヤイリへの思いはそれなりに強いつもりです。
お互い多分楽しいギターライフを過ごせていますよね(笑)。
では、

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