Live at the Troubadour :James Taylor and Carole King2010年05月23日

トルバドール・リユニオン(DVD付) James Taylor and Carole Kingの「ライヴ・アット・トルバドール」がリリースされました。先月来日したツアーの、2007年にトルバドールで行われたものです。CD+DVDです。日本語版のCDはSHM-CDということですね。
LAのトルバドールというクラブは、イーグルス始め、JT、CK、カーラボノフなど、様々なアーティストがここから巣立ったと言っても過言でない、現存するクラブです。行ったことないですが、その存在は随分前から知っていました。店内の画像もあって、何だか感慨深いです。

さて、「ライヴ・アット・トルバドール」。もう、数回観て聴いていますが、噛めば噛むほど・・・感の強い作品です。先月の武道館でのライヴの時に感じた穏やかな空気は、この作品からも感じられます。CKのはじけるような笑顔は、とても68歳とは思えない若さというか可愛さを感じます。JTは相変わらずクールな印象ですが、この二人のお互いを信頼し尊敬し合っている想いが、画面から溢れ出しています。観ていていつの間にか微笑んでいる自分がいます。
ギターの音がどうとか細かいことは関係無いです。勿論、全て大御所のミュージシャンであり、このバンドは70年代のオリジナルメンバーであるので、そのサウンドは間違いないのです。
「Will You Love Me Tomorrow? 」のハーモニーはたまらないです。 「You've Got a Friend」は、お互い感謝の気持ちを伝え合う・・・本当に心のこもったパフォーマンスです。

彼らの楽曲は、混沌としていた70年代前半に、その若者たちがそこから這い出したい想いが唄となったものがベースです。根源は違っても混沌とした今の時代を生きている我々にも、彼らの唄には響く何かがあるのだと思います。
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