Silje Nergaard 第1期2009年10月03日

ノルウェーの歌手でありコンポーザー。Silje Nergaardのこれまで発表されたアルバムのうち、私のお気に入りを紹介します。勝手ながら、2期に分けられると思われますので、そのように・・・今回は第1期。
Tell Me Where You're Going この人との出会いは、偶然FMで聴いた「Tell Me Where You're Going」。絶対にこのギターはパットメセニーだ!と決め付けてCDを購入したのが始まりです。
そのアルバムが、1990年リリースのデビューアルバム「Tell Me Where You're Going」残念ながら既に廃盤となっているようです。
この1990年~1996年が第一期と言えるでしょう。ポップな曲作りで、94年位まで活動の拠点をイギリスにしています。
第二期が2000年~現在のJazzに傾倒していく歩みです。母国を活動の拠点としています。

デビュー作の「Tell Me Where You're Going」は、このタイトル曲にパットメセニーがフィーチャーされている事で当時話題になりました。セリア自身の売り込みで実現したとライナーには記述してあります。セリアの影響を受けたアーティストは、パットメセニー、ジョニミッチェル、スティーリーダン、ポリスなどということ。なるほど、このアルバムの4曲目「The Middle of Love」はポリスっぽいアレンジです。9曲目「Lovie,come back!」はスティーリーダンを意識しているような・・・
全体的に、あまり統一感が無く「あたしゃこんなのも出来るんですぜ旦那!」って感じです。ですが、楽曲は良いものが多いです。5曲目の「Move Along, Ruby」、「Lovie,come back!」は今でも聴きたくなる曲です。当時、日本では結構なセールスを上げたと聞いていましたが、でも、廃盤かぁ・・・写真はAmazonにリンクしてますが中古です。

Quiet Place 2枚目「Quiet Place」。1991年リリース。
ヴォーカルに余裕が出てきた感があります。私は、前作よりこの2枚目の方が好きですね。アルバム全体の統一感があります。
5曲目の「Where You Are 」は、母国ノルウェーのA-haのモートン・ハルケットとのデュエット。週末夕食作りでキッチンに立つ時、この曲をかけながらハモリを歌ってます(汗)。6曲目「We'll Be Friends Tomorrow」。こういうフォークっぽいのも彼女は得意としている曲です。13曲目「Quiet Place」。静かなラヴソング。このアルバムは捨て曲は殆どないと思います。しかし、このアルバムも廃盤です。

Cow on the highway 3枚目「Cow on the highway」。1993年リリース。
アメリカンカントリー?って始まりで、「う~ん。もうやめようかな!」と思わせたアルバムで、実際、これ以降、日本でのリリースは2000年まで無かったと思います。日本から見れば、これ以降空白の7年が始まるのでした。
さて、このアルバムは、ただ1曲。11曲目の「On And On 」。これは後にセルフカバーしている通り、セリアの中でも名曲に値するでしょう。しかし、このアルバムも既に廃盤です。

第1期は、非常にポップス色が強く、90年代のサウンドと言う感じに仕上がっています。そして、この20代の彼女の声はややハスキーな印象がありますが、現在の彼女の声は全く変貌しています。多分別人に聴こえるでしょう。この辺も面白いところです。彼女に何があったんだか・・・。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://nekomanma.asablo.jp/blog/2009/10/03/4613109/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

  ブログ内検索:
Loading