聞いてみるものです2009年08月02日

ヤイリギターのオフィシャルBlogとして、小池さんのBlogが開設されています。その名も「46な日々。」
作業日報的な内容ですが、その素晴らしい仕事ぶりは、ため息しか出ません!非常に興味深いです。そして、道前さんとのバトル?が笑いを誘います。お勧めです。

そんなBlogに私もコメントさせていただいてますが、その中で、コンタクトピックアップについて、小池さんにアドバイスいただいたので早速実践!

以前の書き込みで、ちょっとキンキンな音なので、ピエゾにマホの合板を挟んでトップに貼り付けていましたが、もうちょっと効果的なものはないのかな?という内容で聞いてみましたところ・・・
以前にヤイリでもこれと同等のピエゾをエアーシステムで使用していたとのこと。そこで4つアドバイスいただきました。
確かに、ピエゾを直接貼るとキンキンな音になるから、厚手の両面テープを挟むと良いよ!ということ。
いろいろ試そうとしていましたが(ゴムやら金属やら・・・)、答えをいただいちゃいました。
2つ目は、サーキットをかますと良いよ!と。???これは、ヤイリに行った際に小池さんに直接聞きます。ハイパスにするのかローパスにするのか・・・いろいろ考えましたが、思い付かないので宿題です。
3つ目が、ピエゾの部分脆いから、ホットメルトで固めてたよ!とのこと。つまり補強です。
4つ目は、貼る位置。6弦の力木寄りのところ。プレートに貼っていた!と。

ちょっと前置き長くなりましたが、今回は、サーキット以外やってみました。
まずは、ばらさないとね。YW君を。
YW500R君

ではピエゾの補強から。
素子の部分が剥がれやすいです
上の写真。白い部分がピエゾ素子ですが、ちょっと荒く扱ったり、半田を複数回やってしまうと、ご覧のように素子部分が剥がれてしまいます。こうなっては使い物にはなりません。

これを、写真のように補強しました。ちょっとコテコテですが。
ホットメルトで固めました
使用したのは、Three Axis ミニグルーガン グルースティック5本付 です。
Amazonで964円。

ホットメルトガン

こんな風に塗っていきました。
結構楽しい

まぁ、これで、多少引っ張られても破損の心配は無くなりました。

お次は、両面テープ。ちょうど厚手のやつがあったので、それを使用。
厚手の両面テープ

またゴムラバーを使って覆うように貼ります。
こんな感じで

貼る場所は、6弦側のプレートと、高音側は、プレートより離してトップに直接貼りました。
貼り付け箇所

で、音ですよね!まだ、録音できてませんが、キンキンは無くなりました!非常にナチュラルに拾っているんじゃないでしょうか?
ひとまず、これでセッティングし直して、音を作っていきます。
小池さんありがとうございました!イイ結果が出そうです!

イヤ~!ダメもとで聞いてみるものです。

三升漬に挑戦!2009年08月08日

札幌出張でした。
行きつけの居酒屋に行くと、冷やっこの上に黒いちょっとトロみの付いたペースト状のソースというか・・・乗って出てきました。 これがピリっと辛くて大変おいしい。冷やっこと合う!醤油味だけど深い味わい・・・。
「これ何?」とおかみに聞くと。
「三升漬(さんじょうづけ)だよ。」
「さんじょうづけって、すぐそこ南三条だからかい?」って素朴に・・・
「何言ってんの!お酒や醤油で使う単位の三升だよ」っておかみ。
「なるほど。旨いね。はじめてだよ。」って私。

で、いつものコースで「Bar Chot」へ。
お店の大きい方のマスコット(^_^;ハルちゃん登場!
「ねこさん(本当は本名ね)南蛮買って来たんだよね。」
「何作るのさ?」って私。
「あの、黒い・・・」って、ハルちゃん。名前が出てこない・・・
(ハルちゃん。名詞が出てこないのはしゃ~ないけどね。ちょっと多すぎよ!)
「三升漬かい?」って私。
「そうそう!」
私も、ついさっき体験したばかりの三升漬け。偶然とは恐ろしいもので、そのノリでレシピをネットで調べ始め、遂には二人でそれぞれ作ることになりました。
早速、最終日に南蛮(青唐辛子)を購入して、帰途に着いたのです。

三升漬けに関しては、ネットで調べてみてくださいね。

さて作り方。大変簡単です。
青唐辛子と醤油と米麹を一升づつ混ぜるだけだから、三升漬けともいわれているそうですね。実際には、それを1~2ヶ月寝かせる。中には3年ものってのもあるそう・・・。
手順は、南蛮を刻んで混ぜて寝かせる!以上!

今回の南蛮は北海道は栗山で獲れたもの。これで3袋分約550g。辛い南蛮でなくてはなりません。
辛い南蛮

そして、醤油、麹
材料ね

味を良くする昆布。これは、ハルちゃんからいただきました!ありがと!乾燥したものです。5mm程度にはさみでチョキチョキしました。
コンブ

南蛮は、水洗いし水気を良く切って、3mm程度の小口切りにします。ひたすらザクザク切ります。ハルちゃんみたく、辛くなった指を娘のあさよちゃんになめさせて、悶絶させる意地悪ばあさんにはなりたくないものです・・・人間として(^_^;
約500gになりました。
ひたすら切ります

結構な量になったので、大きめの鍋で全ての材料をよく混ぜました。
麹は400g。醤油は材料がひたひたになるくらい。
混ぜます

2リットルの漬物ビンを用意し、消毒しておきます。耐熱対応ではないので、ホワイトリカーで内部を殺菌しました。
そして投入しました。何とか入りました。
でも、これって切り返し必要?できないじゃない・・・
ビン詰め

麹の発酵が収まる2週間目位から食べられるようですが、この状態で2ヶ月位は置きたいですね。
冷暗所での寝かせと言うことですが、酷暑の時は冷蔵庫に入れましょう。あとは、カビ類の発生が心配ですね。こまめにチェックが必要です。管理は味噌を作るのと似てるかもしれません。
あとは寝かせるだけ

で、ハルちゃん。既に味見始めてるって聞いたけど、2ヵ月後には無くなっちゃうでしょう!味比べするんだから残しておいてよ!


今度はコンデンサーマイク自作!2009年08月15日

マグ+コンタクトでは、小池さんからもご助言いただき、それなりの音になってきました。しかし、どうしてもエアー感の再現には限界があります。
やはり、コンデンサマイクか!
と、自作できないかと調べますと、Panasonicの「WM-61A」というカプセルが、自作派には高音質で評判が良いとのこと。早速調べますと、1個\100だったりしまして、こりゃ自作ですよ!
で、作っちゃいました!写真上のスポンジ部分にコンデンサマイクが仕込んであります。下の黒い部分が、電源を受けたり、インピーダンスを稼ぐ回路を仕込んであります。M1で使ったプラグをそのまま差し込めるようにしました。
コンデンサーマイク実装

Panaのサイトを見ると、若干の回路が必要。こちらをご覧ください。

L.R.BaggsのMixproから電源供給もしますが、9Vなので少々感度が良くなり過ぎるかもしれないので、カタログにあるカップリングコンデンサの前段に2.2kΩの抵抗を入れました。これで、電圧は4.5V程度になります。また、コンデンサの容量は1μFにしています。いずれも、秋葉原にて購入!1セット総額で\500くらいでしょうか・・・
パーツ

ちょうど良いケースと基板があったので、これに実装します。
M1のプラグをそのまま使うので、3.5ミリのジャックを実装しました。
回路部分

裏はこんな感じです。チョット下手ですが・・・。
配線

Panasonicの「WM-61A」って、こんなに小さいんです。直径6mmです。
WM-61A

基板からシールド伸ばして、半田付けします。
小さいですよ

こんな感じです。
全体像

さて、このマイクをどうやって本体に取り付けるか?
ヒントがありました!L.R.BaggsのDUAL SOURCEのコンデンサマイクの取り付けをパクります。
そうです!スポンジで包んで貼り付けるのです!これなら接着面からの距離は稼げますし、本体の振動を損なうのを極力避けられます。
ちょうど、千石電商に売っていたので、迷わず購入しました。
スポンジ

2枚でサンドイッチします。
はさみます

これで完成です。あとは実装。
完成です

マイクの貼り付け位置ですが、低音域の音の拾いが良すぎるので、L.R.BaggsのDUAL SOURCEの取説に記載してある場所だと、歪む感じなので、いろいろポイントを探して、サウンドホール付近に貼り付けました!コンタクトとの合わせ技です。M1は暫くお休みいただきます。

「WM-61A」は、大きさと値段(\100)で判断してはいけません。これはあなどれません!かなり良い音で拾います。

これから音は作りますが、どうも、出力レベルのバランスがよろしくないようなので、音圧が高いと歪む時があります。ちょっと回路に細工が必要かもしれません。ローカットとボリュームが必要かな?
音はエアー感が出ています。ストロークは特に良いですね。そして、コンタクトとの相性も良いと思いますよ。コンタクト含め、\1000足らずで自作できてしまう、デュアルシステム。
これは、作るしかないですよ!


ECM+Piezo デュアルシステム2009年08月23日

コンデンサマイク向けのローカットフィルターを入れた回路ボックスを 新たに作りました。今度は、マイク側もジャックを付けて、セパレートできるようにしてみましたが・・・
新たなユニット


因みに回路は、こんな感じです。CRハイパスフィルターが基本になってます。L.R.BaggsのMixProを使うので、アンプ側からは、ファンタム(9V)電源がやってきます。非常にシンプル!
コンデンサの直列配列が、カットオフ周波数を探った痕跡です。とりあえず、これで第一号とします!
回路図

基板への実装はこんな感じです。
基板実装

配線はこんな感じです。ちょっと真面目に作りました。
配線

YW500Rへは、こんな実装。
YW実装

さてさて、肝心の音ですよね!
これまでの、マグ+コンタクトとはちょっと違う音の抜け方があると思います。コンデンサ+コンタクトの音です。
何とかの一つ覚えの曲ですが・・・
◆まずは、こんな音(MP3:約1308KB)

再生環境で分かりにくいと思いますが、そもそもマグを捨てて?(はいませんが・・・)コンデンサマイクに触手が伸びたのは、音の抜けです。特に低音部。どうしてもマグはブーミーなコイルの音(当たり前なんですが)。そしてエアー感。音抜けと関係してますが、奥行き感のある音を再現したかったですね。
目指す音は、Tommy Emanuel!あの音は、弾き手のパワーも関係してきますが、ナチュラルな響きは心地良いです。私の持っている機材類では、マグではどうしても難しい領域の音だと思います。

まだ、フィルターのカットオフには満足していませんし、若干ハムノイズが乗る感じですので(まぁ、PCの目の前で弾いてますので)、この辺りの改造が今後の楽しみです。まだ暫くはアキバ通いが続きそうですな(汗)

因みに、コンタクト2枚と、今回のコンデンサマイク、基板やパーツ、ケーブルなど全て含めての材料費は、890円でした!
  ブログ内検索:
Loading