自作コンタクト+マグこんな感じで.....2009年06月12日

22mmピエゾ
前回の30mmピエゾは、音がこもる感じがしてましたので、22mmのもので新たに作りましてイイ感じになりましたので、その結果をば。

素子はいくつか用意しています
素子は、写真のようにいくつか用意していました!

マホ合板を入れてみました
素子とトップの間にマホガニーの合板を入れてみました。
確証は無いのですが、何度か試すと、素子をそのままトップに接触させるとキンキンした音になる感じがしてまして、何か挟みたいな・・・できれば木・・・と・・・

マホ合板の切れ端
「そうだ以前ヤイリの丹羽さんに貰った、マホの合板の切れ端がいいか・・・」で、これを丸く切り抜いたのでした。

こんな感じですね
ゴムラバーも新たに作りまして、こんな感じになりました、これに両面テープを貼り装着します。


さて、音を出してみます。Mixproの設定は中間にしています。
フラットピックを使用しています。

◆まずは、22mmピエゾの音(MP3:約295KB)

◆続いて、M1の音(MP3:約356KB)

◆50%/50%でのミックス(MP3:約351KB)

Mixproのトーン設定などはしていない状態です。まぁまぁでしょうか?

さて、これを、それなりの音にしたいので、Mixproを設定しなければなりませんね。今回は、指弾きで出す音の設定にしています。


Mixpro
文字では出していましたが、L.R.Baggs Mixproを登場させましょう。
購入は、お馴染みの「Elderly Instruments」。$169でした。

Mixpro
内部の設定は試行錯誤しながら、耳で確認しながら設定しました。

Mixpro
手前のスイッチが、マグとコンタクトのフェーズを合わせるスイッチ。
奥が、コンタクト側のローカットスイッチで、Low側にしています。つまり、低音を出しやすくしているということです。

Mixpro
Tip側。今回はM1側のゲイン。これと、次に紹介するRing側:コンタクトのゲインで同じくらいの音圧に合わせます。

Mixpro
Ring側:コンタクトのコントロール。左がゲイン、右がローカットトリム。もの凄く簡単に言えば、ボリュームとトーンを設定するというもの。

Mixpro
続いて外側。トーン設定は写真のようにしています。トレブルを絞っています。

Mixpro
ミックスバランスは、コンタクトの比重を増やしています。

これらをいろいろ試して、音を作ってみました。

最初は、ノンエフェクトです。曲には、リバーブのみをかけています。
指の爪は非常に短いものですので、指の腹で弾いていると思ってください。

◆設定後の音(MP3:約1364KB)

M1の低音はやはり、ブーミーになってしまうので、ピエゾ側の比重を増やして芯のある音にしてみましたが、ちょっと硬すぎかも知れませんねぇ・・・。
元々、このギターは硬い音なので、その傾向は如実に現れます。
また、再生環境によって聴こえ方が違うと思います。
MP3にした状態で、ウチのモニターに合わせていますので(^_^; 

Tommy Emanuelを意識して(恐れ多い?)
より艶やかな設定の音にしてみましたが・・・。Mixproの設定は大幅に変えています。

◆設定後の音(MP3:約1269KB)

今回の使用機材は、以下です。
・ギター: '79 K.Yairi YW-500R
・使用弦: D'ADDARIO EXP17
・プリアンプ: L.R.Baggs Mixpro
・エフェクター: YAMAHA FX770 リバーブのみ
・録音: ProteusX+CubaseLE
・指弾き

コメント

_ DEOEMON ― 2009年06月12日 22時26分

ねこまんまさん、やってますね!
ツインコンタクトを調整できる方ってやっぱりすごいです。

>M1の低音はやはり、ブーミー

ですか。
やはりそうですよね。
ぼくはまずポールピース高で調整してます。
マグ位置はハーモニクスポイントにポールピースがくるようにしてますが、気になって弦までの距離を測ってみました。
電化してるのが3本ありますが、どれも6弦が4.5㎜前後で低めにしてありました。
弾いたときのフィーリングのみで調整してましたが、3本ともほぼ似通った高さになっています。
おっしゃる通り、ギター本体や再生環境によっていろいろだと思いますが、同じPU構成なだけにすごく参考になります。
ではまたよろしく!(^^)/

_ ねこまんま ― 2009年06月13日 08時05分

こんにちは!DEOEMONさん。

Mixproの調整などは、新岡ギター教室のサイトなどを参考にやっていますので受け売りです。あとは「耳」ですので、怪しいところです。

マグ全般言えるのでしょうが、トーンの設定次第でブーミーになってしまいますよね。
私もポールピースの高さは試しまして、今5~5.5mmですね。巻線は。

まだ、音的には満足していませんので、もう少し遊びたいと思います(^_^;

今回コンタクトを作ってみて、こんな感覚を持っています。
コンタクト=アタック/トップ鳴り
マグ=箱鳴り
エフェクター=容量感(余韻や倍音)
となると、やはり音の出発点であるコンタクトは、音のキャラクターを決めてしまう結構重要なファクターであると思います。
この辺は、記事にしましょうかね・・・・。

では。

_ TANAKA ― 2009年06月17日 23時30分

ねこまんまさん、こんばんは。
素人でここまでできるとはすばらしいですよ。
曲もジャッジーなアメージング・グレース。感じが出ています。

_ ねこまんま ― 2009年06月18日 12時41分

TANAKAさん。こんにちは。
ありがとうございます。お恥ずかしいですが、音が分かっていただけたらと、特長が出るような演奏をと、アレンジして作ってみました・・・。
まだ、ちょっと硬い感じです。コンタクト側のチューニングが必要かな?と思っています。
いろいろ試してみたいと思います。これも手作りの成せる技?
ピエゾは複数回の半田付けに弱いので、壊したら秋葉原で\50で買えるのが強みですよ!

_ DY28 ― 2009年06月19日 18時20分

はじめまして 突然失礼します
私もKヤイリ 1980年製DY-28を愛器としていて、楽天ブログでDY28のブログという、つたないブログやっています、DY28で検索してたまたま同じ欄にでて拝見
実に興味ふかいアコギネタ満載のHPで楽しく拝見しました、アナログで手先超不器用な私の対極にある ねこまんま さんに敬意を表し ご挨拶にかえさせていただきます また、拝見させていただきます

_ ねこまんま ― 2009年06月19日 21時23分

DY28さん。こんにちは。

あっいやっそんな・・・、恐縮です(^_^;
同じアコギ好きの話題で盛り上がりたいと思いますので、どんどんカキコしてください!
私のDY28は12弦ですが、同じ80年製ですよね!
この頃のヤイリの造りは、本当に良いと思います。
でも、しっかり鳴らす気で弾かないと、鳴りにくいのも、オールドヤイリの特徴でもありますね。
お互い、名機と言われるギターを可愛がって行きましょう!
また、遊びに来てください!
お待ちしております!

_ DY28 ― 2009年06月20日 11時51分

今日の私のブログはアコギネタ満載で、事後報告ですいませんが、ねこまんまさんもHPのことも書きましたスイマセン、私のDY28は 糸巻きがゴールドのKヤイリロゴ入りのオリジナルのままで、もう緑色の粉ふぃてます
以前ヤイリに、PICK UPつけに持って行った際、このゴールドの糸巻きのやつは珍しいといわれましたが、ねこまんまさんの12弦も、取り替えたとのこと、この1980年代特有なのでしょうかね、ではまた お邪魔させていただきます、失礼しました

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