K.Yairi YD Custom マホボディ2008年04月06日

先日完成したヤイリカスタムオーダー(K.Yairi CustomShop製)ギター。
YD Custom Shoulder 今回は、サイド/バックのマホガニーボディです。(トップからやらないところが私のひねくれたところ・・・)
何故マホ?・・・。ローズの音は持っているので違うのが欲しかったというのも一つ。でも一番は、カポ5位で指弾きしてローズほどチンチンしないエッジのやや丸い、だけど通る音が欲しかったんです。そして、マホの豊かな温かい低音・・・。そんな理想を描いてヤイリの丹羽さんに相談し、やはりマホガニーで作りましょう!ということになりました。

YD Custom EndPIN ヤイリの工場にある試奏部屋?でサンプル機をいくつか弾いて、マホ以外では、サペリ、ニャトー(ヤマハ的に言えばナトー、丹羽さんに「あぁナトーですね」と言ったら「いえニャトーです」と正されたのが印象深いです)が結構それっぽいイイ音で鳴ってました。工場に行かれる方、是非お試しあれ。そうそうウォルナットも試したいですね。
まぁ、マホ系の音で決めていたのもあるんでしょうが、DY45を試奏しましたが、確かにイイ音なんですが、そのハカ単+3ピースの堅い音は今の私の耳には魅力的ではなかったのです。重いし。その時々の好みってものがあります。

さて、YD Customのマホガニーです。オーダー上はホンジュラスマホガニーという指定ですが、原産地表示があるわけではないので、どうだか分かりません(笑)。実際、私がホンジュラスなのかアフリカなのか、はたまた幻のキューバマホなのかなんて分かるはずがありません。要は耐久性と音、そして木目が気に入れば良し!なのです。オーダーシートに敢えて「ホンジュラス・・」と書いたのは「ちょっと材にはこだわりたいんです」っていうポーズ。

YD Custom back どうでしょう!このバックのマホは。光でキラキラ光っている状態の写真です。マホのこういう感じが私は好きなんです。だから濃い色は付けたくなかったんです。バックセンターの柄はMartin社のD45で使われる「Style45」と言われる寄木柄です。パーツ屋で普通に売ってますけどね。

マホボディは始めて所有したんですが、その低音の太さは明らかにローズとは違います。まだ高音のヌケがイマイチなので、育て甲斐があります。どのように変化していくか楽しみですなぁ。


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