カスタムギター ネック加工の技2008年02月23日

2月9日にヤイリギターへネック合わせに行った際、「お~なるほどぉ!」という技を施してもらいましたので、そのご紹介。
指板のバインディングの加工なのですが、下の写真のように、14フレットよりローフレット側(赤枠)がR加工されているのがわかりますでしょうか?ハイフレット側は、まだ加工されていないので、角ばった部分が分かると思います(黄色枠)。※クリックいただくと更に大きな画面で見られます。
指板バインディング加工

バインディングはカーリーメイプルですので、このような加工をせずとも、セルよりは柔らかい手触りですが、このようにRが付けられたことで更に手に馴染む感じになり、握りやすくもなっています。

非常に単純な加工ですが、これも長年のノウハウからの「技」です。加工いただいた大脇さん曰く「この加工はハイグレードのモデルと、フルカスタムでこうやってネック合わせに来てもらった時に加工するか聞いて、「やる」という時位しかやっていないんですよ。握りやすくなったでしょう!」と。実際驚いたのですが、ものすごく握りやすくなりました。ペーパーでシャーシャーと何回か往復させただけの加工ですが魔法のようでしたねぇ。
確かに角材よりは、丸棒の方が角が無い分握りやすい。その理屈ですね。
この後14フレット以降もR加工していただきました。完成まであと1ヶ月。楽しみですなぁ。
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