ノーサイドか・・・2011年08月30日

酔ってます!
もはや期待もしていないが、「ノーサイドで・・・」なんて言われると、我々国民の憂いや不安や憤りを全く分かっていない野田!もっと気の利いたセリフは言えないのか?ちょっともドロ臭くないし。
まぁ、野田に限らず与野党政治家も官僚も東電も大手メディアも保身に走っているとしか思えない言動や行動は、日の本の民をどん底に落としているのだけは間違いない。
文科省のSPEEDIを見ても未だ第一原発からは放射能が出ているし、さっぱり報道されなくなった海洋汚染だって、ダダ漏れの状態であろうことはちょっと考えれば素人だって察しがつく。
原発の炉心が本当にどうなっているのかは、誰も判っていない。メルトダウンしていて、チャイナシンドロームのように地下に進行しているのかさえ判っていない。判っているのかも知れないけど、それは表には出ない。まぁ、判ったところで放射能は止められないけど・・・

文化放送「ソコダイジナトコ」を聴いている。原発に関してはここの情報だけがまともに思える。TPPやFTAの話題は触れないようだが・・・。もう希望は持てない。もはや原子炉実験場の規制以上に汚れてしまった地域は、福島県の面積に匹敵しているという。半減期に要する時間は数十年、数万年のオーダー。話にならない。しかも、水蒸気爆発の危険性もあると。そうなれば更に大量の放射性物質の放出は免れない。

子供たちに何を食べさせれば良いのか?教えてくれ!東電!経産省!野田!椎名誠のドロドロしたSFの世界を連想してしまう。
俺たちは本当のことが知りたいし、そこからどうすれば良いのかを自分たちの頭で考えたい。日本はもうダメなら、子供たちを守るためなら海外に移住だって考える。親というのはそういうものだ。

農地の放射能汚染マップが発表されたけど、農水省のサイトのどこにも無いじゃないか!国民には細かい情報は隠すつもりなのか?放射能問題は、農薬やウィルス問題とは全く異なる。

復興予算も先延ばし。まるで東海地震のために留保してるかのようだ。どれをとっても、国のやっている事は信用ならない。何か特別な意図があるとしか思えない。東海~東南海~南海地震が近いのか?そんな風に勘ぐってしまいたくなる。

とても暗澹たる思いが続いてしまうなぁ・・・。



コメント

_ TANAKA ― 2011年08月31日 21時50分

こんにちは。お気持ち同感です。
8月は1週間ほど関東を抜け出しヤイリギター~福井と回っていましたが、痛感したのは「水道の水が何も考えずに飲めるし、子供にも飲ませられる」という震災前は本当にごくごく当たり前のことでした。帰ってきて3日ほど子ども二人で生活しましたが、飲料水はもちろんですが、スーパーで食料品買うときにもいろいろ考えました。これ安心とか。。。
妻も被災県出身ですごく心を痛めていますが、どうすることもできなそうでかわいそうです。しかし、妻も食料品や水に関してはシビアです。
しかし、この異常な生活をいつまで続けていけるか心配です。。。

_ ねこまんま ― 2011年09月01日 12時41分

こんにちは。TANAKAさん。

奥様のお気持ちを察すると言葉が出ません。

今、原発関係で我々に足らないのは、正しい情報です。
あらゆる情報・・・
残念ながら、関東在住の我々は被爆しているようです。
それがどの程度の被爆で、どうリスクがあるのか?
この先、このままここで生活していて、リスクは無いのか?
40代の私らはどうでも良いけど、子供たちには重大な
問題。
チェルノブイリの際に、当時のソビエトの対応を非人道的とか
言っていた記憶がありますが、今の日本の対応はこれ未満です。

今も放射能は空に海に漏れ続けているのは確かだし、魚を食べようと
しない妻の行動も事実だし・・・。

_ クラバート ― 2011年09月02日 00時46分

ねこまんまさん、こんばんは。
 
突き詰めれば原発問題は「日本の原発は安全なんだ」という前提で動いてきたことに起因しています。「安全だから安全だ」ではなく「安全でなければならないから安全だ」という神話に。事故が起きることを想定していないのだから、いざ現実のものとなった時に、有効な対策が打てよう筈もありません。
 
「どんなに対策を取っても、事故は起こるもの。可能性を0にすることではなく、事態が生じた場合の被害を最小限に食い止める対策を確立しておくと共に、危険性を考慮に入れた上で原発とどう向き合っていくのか」を考えるのがリスク管理です。
 
菅さんが27日に「放射性廃棄物の中間処理施設を福島に造らざるを得ない」と言って地元の反発を買いましたが、現実問題として考えた時、他に運搬することはできない。汚染地域からの移転、高台への転居など、「地元住民の気持ちを逆撫で」と非難されるようなこともやっていかなければならない。震災直後「原発周辺は20年住めない」という発言が批判を受け、言った言わないがうやむやになりましたが、事実であれば耳に痛いことも聞き、その上で対策を取らなければならない。「私が言った訳ではない」と逃げた菅さんの腰砕けも問題ですが、「そんな話は聞きたくない」と耳を塞いでいなかっただろうか。一人一人が判断の主体たる市民にならなければならない時代です。

_ ねこまんま ― 2011年09月02日 12時58分

こんにちは。クラバートさん。

全てが遅きに失したというところでしょうか・・・
私も含め多くの国民は、活字では何となく知っていたものの、こうなったから原発の脅威を現実として受け入れなくてはならなくなりました。
放射性物質がどういうものなのか、それが生活圏に降り注ぐというのはどういうことなのか?広島、長崎も知っているし、チェルノブイリも知っている。でも実は何も知らなかったし、知ろうとも思わなかった。対岸の火事でしかなかった・・・。

原発のリスクは「0」でないといけないということがよ~く判ったと思います。これまでのリスクマネジメントは回復できる、やり直せる余地があるから成立させてきた側面がありますが、原発はそれが通用しないという事を、これから更に目に見えて突きつけられます。
もう後戻りはできないです。完全に収拾するのは何万年後・・・?

私は非常に悲観的です。どう考えても楽観的にはなりません。でも、生活していかなければならない。放射能と付き合いながら生活しなければならない。
だから、正確な情報を全て明らかにして欲しい。その上で自分で判断したい。後出しじゃんけんは犯罪行為だと思うのです。
私は忘れません。水素爆発があったときに枝野は「放射性物質は漏れ出していません」と断言していたことを。

まぁ、東電と金で繋がっている永田町と経産省と記者クラブ。この構図が無くならない限り原発は動き続けるし、気休めの安全情報しか流れない。肝心な情報がタイムリーに流れない。これでは国民はどんどん疲弊していく。
大手メディアによって情報統制が行われている事を我々は気付かなければならないんです。

_ クラバート ― 2011年09月02日 17時11分

ねこまんまさん

情報隠しの背景には、「大衆はパニックを起こす」という見下しがある訳で。宮城県知事も「詳細な数値を出したところで消費者は理解できないから、安全かどうかだけ証明すれば充分」と記者会見で答弁しています。「よらしむべし、知らしむべからず」という政治文化。主権在民ですから、ねこまんまさんの仰るように「判断は我々でする。正確な情報を提供してくれ」と迫らなければなりません。僕もそうですが、収束が見えない状況に疲弊し、半ば無意識的に原発情報を遮断したくなっている面がありますが、そうではいけない。

「リスク管理」の下りは逆説です。政界や財界で未だに「菅政権が悪かった」「東電が悪かった」「津波、地震対策を取れば大丈夫」「原発大国フランスにできて、日本にできない訳がない」と声を上げる人がいる。事故が起きる可能性は決して0にはならない。その上で原発を続けるのですか? と問いたい。地元自治体を交付金付けにし、「原発がないとやっていけない」地域を作ってしまった問題もありますが。

仰るとおり、後戻りできないところ迄来てしまっています。今から原発を停めたところで、放射性廃棄物は現存しており、最終処理方法は未だ確立されていない。日本が脱原発に向かったとしても、新興国で原発を建設する(そこにまた日本が輸出する)動きが加速している。人類はパンドラの箱を開けてしまったのでしょうか。

_ ねこまんま ― 2011年09月02日 22時08分

こんばんは。クラバートさん。

パンドラの箱は空いてしまいましたね。

正直言えば、情報を集める作業なんてしたくないです。しかるべき機関や国が、我々国民に降り注ぐリスクをどうすれば軽減或いは回避できるかを、しっかり導いてくれれば何も問題は無いのです。それが殆ど無いから、せめて情報だけでもくれと。私は放射線のプロでも何でも無いから、その情報を正しく理解する能力もありません。でも、それは学習して読み取れる能力を身に着けるしか無いです。
この国は、国民に対してそこまで強いる国なんです。

40代の我々はどうでも良い。子供たちですよ。子供たちを守らねば・・・

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