木ハチの継ぎ目2010年08月26日

記事にしようか悩みましたが書きます!
気にしない方は気にならないのでしょうが、私は凄く気になります。
ギターのバインディング材は、セルか木が殆どです。セルの場合は外周をぐるっと巻きつけられますが、木の場合の多くは下の写真のように左右で2分割されています。
ヤイリでの木ハチ
そして、私の所有する2本のウッドバインディングが施されているヤイリギターの接合部は、双方斜めにカットされ接いでいます。この方法ですと、接合面が平滑になり接合部も目立たなくなります。しかも、ちゃんとセンターで接いでいます。当たり前なのでしょうが・・・
下は、'79 YW500R。当時のローエンドモデルですらこういう加工をしっかりやっています。
'79 YW500R

続いて、'08 YD-Custom。同様に綺麗な加工です。
'08 YD-Custom

さて、話はここからです。
先日とある都内の楽器店で弾かせていただいたギターをチェックしていたのですが、音は大変良く、今どきの良く鳴っているギターでした。
外観をチェックしていて、ボディのエンドピース近くを見ると、木のバインディングの接合がセンターから外れているし、上のような斜めに切れ込みを入れての接ぎではなく、そのまま、真っ直ぐ切った状態で接いでありました。いわゆるイモ接ぎ。何か素人工作みたいな仕上げで、かなりガッカリです。
音は良いのに、こういう木工がいい加減だと購入意欲は完全に無くなります。
気にされない方はどうでも良いかも知れませんが私はダメです。あまり目に付く部分ではないですが、こういう細かい配慮が欠けているということは、他の部分もいい加減な仕事をしているように思えてしまいます。
どんなに音が良くても、そんなギターに数十万円も払えません!
こんなモノを作っているとファンが離れていきますよ!

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