湿けってるわりには・・・2009年09月06日

YD-Customも納品されて1年。ペグに少々不具合があったりしたので、リペアかたがた全体の調整と、YW500Rの調整。そして、by-Kenの仕様のお話と称して雑談をしに、ヤイリギターのKenさんの所へお邪魔してきました。
YD-Customリペア 朝、栃木を出て北関東道~上越道~長野道~中央道~東海環状道と乗り継いで、約5時間!ETC1000円を可児御嶽で確認し(笑)、昼食後、14時前にKenさんの作業場に入りました。

土曜日だし、多くのお客さんがいらっしゃるかな?と思ったら・・・あら、誰も居ない!工場見学の方が数人見えただけで貸切状態?じゃないですか・・・。珍しい。

Kenさんはリラギターの作業中。「忙しいところ悪いなぁ~」と思いながらも了承もらっての訪問だし。いろいろ甘えてしまいましょう!

早速、YDのペグを見てもらって、全体の調整もしていただきました。
YD見ながらKenさん・・・
Kenさん:「う~ん。湿けってるなぁ~」
私(頭の中):出たっ!湿けってる攻撃(汗)
私:「家では吊るしてあるんですが、しけってますよね。」
YD-Customやっぱりしけってる? 確かに、湿度によってこの夏目の膨らみは顕著になります。湿度が60%を超える辺りから膨らみ始めますね。それ未満では凹んでいます。生きてます!
右の写真の木目が広いのが夏目。温かい時期に成長した部分で密度が低く、湿気を吸いやすい。この部分が膨らんでいるのを見て、Kenさんはトップの湿り具合を見ています。
この辺りが、ラインカスタムとkk46、by-Kenとの違い。どうやら、製作途中の材の湿度管理に原因があるかな?とのこと。詳しくは書きませんが・・・
でも、めげずに・・・
私:「でも、この音気に入ってるんですよね。」
確かに鳴ってますし、ストロークのバランスが大変よろしい。
Kenさん:「う~ん。湿けってるわりには、いい音だなぁ~」
私:「ねっねっ!でしょ?」
Kenさん:「前よりも良くなってるね。」
私(頭の中):以前の音、覚えていてくれていたんですね~。さすが!
私:「1年経つと音変わりますよね~」
Kenさん:「そうやなぁ~」
何やら、わが子の成長を見届けているようで、うれしいですねぇ。これで材が本格的に枯れてきたら、もっと良い音になる??期待してしまいます。

YWリペア 続いて、'79 YW500Rのリペア。30歳のYW君。フレットでの相談でした。1昨年に摺り合わせはしたものの、どうも違和感がある。ハンマリングの切れがイマイチ良くない(本当に個人的なレベルで微妙なもの)。リフレットか?

結局は、クラウンにRを付けてもらって様子見としました。Kenさんは、「交換しても全然いいでぇ。」と言っていただきましたが、Rだけで結構よいかも知れないので、このまま、暫く様子を見ることにしました。
しかし、相変わらず作業は早いです!

Kenさん。このブログを見ていただいていますし、コメントもいただいています。そんなわけで、自作ピックアップの話になり、いろいろ教えていただきました。失礼ながら、「この人は何でもできちゃう人なんだな~。好奇心で一杯なんだなぁ~。そして凝り性!」って思いましたね。
本当に恐れ多いですが、同じ匂いのする人だなぁ~なんて、ちょっと親近感を持ったりして・・・。

で、リペア作業は終了して、3時の休み時間に・・・
以前、ヤイリさんでお会いした、amanoさんの奥様が(この日、旦那様はお仕事とのこと)お手製の差し入れを持ってこられて、私もいただいちゃいました!
料理上手の女性というのはホント魅力的です。巻き寿司とバナナケーキ!ホント美味しかったんです!松尾さん、道前さんも美味しそうに・・・もちろんKenさんもね!

オアシスが痛々しい? さて、雑談モードに入り、例の「夢のギター」の「弦剣」や「Plant Guitar」を手渡していただいたりして・・・、確かな技術を目の当たりにするのは本当に気持ちイイ。木工など少しは判るつもりなので、さり気ない部分の高度な加工を私は見逃しません!
ウルフトーンの話もさせていただいて・・・これは、次回以降のネタにしましょうかね。
「Plant Guitar」用のオアシスが積まれていました。何か痛々しい(笑)?枯らさないでくださいね!

3時間半くらいの滞在時間でしたが、いつもながら、ヤイリさんに行くと心が和みますし元気を貰えます!リペアを終えた2本も活き活きとした感じになってます。
Kenさん。ありがとうございました。

Ken小池さんと道前さんもコメントしているオフィシャルブログ。 「46な日々」是非お立ち寄りください。
こちらも見ていただけると、この記事で語られていることが少し判るかも知れません。

ECMユニット第2弾!2009年09月22日

ちょっと回路を見直して、電源安定化のコンデンサ入れたり、LPFの抵抗を可変にしてみました!
よくなりましたよ!
新たなユニット第2弾

ヴォリュームでカットオフ周波数を可変にしてみました。
新たなユニット第2弾

追記です。
マイクの実装は写真のようにサウンドホール脇に、マイク本体を覗かせてみました。
マイク実装

ユニットの実装も写真の通りで、剥離可能の両面テープで固定しています。ケースはひと回り大きくなりました。
ユニット実装

回路はこんなです。
ユニット第2弾回路図

んで。音はこんなです。私的には良い感じなんですが(汗)。
エフェクターはリバーブのみです。
もちろん。コンタクトとのミックスです。コンタクト6のコンデンサマイク4くらいの割合です。
◆こんな音(MP3:約2228KB)
すみません。録りなおすの面倒なので、一発録りです。雑な演奏ですみません!

James Taylor ~ One Man Band2009年09月30日

久し振りに音楽ネタです。
先日、BS-hiでジェイムステイラー(以降,JT)のライブが放映されました。 One Man Band 2007年の「One Man Band」ライブ。既にCD+DVDで発売されていたやつですが、通して観たのは始めてで、とても良かったので購入の運びとなりました。

地元でのライブだけあって、会場全体が非常にリラックスしたムードを感じます。JTのMCも非常に面白いし人柄の良さが染み出ている感じがします。観ているこちらもリラックスできてしまう・・・。
演出もスライドショー的な映像を交えながらMCのネタにしたり、曲のエピソードを聞かせたり、手作りのドラムマシーン?が出てきたりと、楽しませようとする意図が嫌味無く伝わる良い作品です。

One Man Bandということですが、JTのギターとハモンドオルガンの名手とされる、ラリー・ゴールディングスの2名です。(Keyは、YAMAHAのMIDIグランドとKORGのCX3?)
JTのギターは、勿論、Olson。コンデンサマイクがマウントされていますが、ピエゾもミックスされている音です。(ビキビキはしていません)イイ音です!コンデンサマイクは、AMTなのかHIGHLANDERなのかは判りません。ピエゾは、L.R.BaggsのLB6なのかな?
プリアンプは、RADIAL ENGINEERING の、「PZ-PRE ACOUSTIC PREAMP」を使用しています。
まぁ、このアルバムを買おうとしたのは、このギターの音に惹かれてというのもあります。

収録曲は、「Something in the Way She Moves」から始まって、全19曲。グレイテスト・ヒッツ・ライブと言う感じ。
JTは癒されます。文句無く良い歌声ですし楽曲でもあります。あぁ、こんな歳のとりかたしたいな~と思わせます。

このアルバムはCDとDVDのセットです。DVDのMC部は字幕があるので日本語版が良いでしょう。DVDはCDと同じ収録曲です。
写真をクリックすればAmazonへ飛びます!

因みに、BS-hiで放映されたものは、全ての収録曲ではありませんが、画質はBS-hiの方が良いですね(汗)比べる方が間違ってますね。
ハイビジョンクオリティのマスタを放映したのでしょう・・・

でも間違いなく買いです!
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