by Ken #54と逢いました! ― 2009年04月04日
このBlogにも遊びに来てくれている、TANAKAさんのby Ken #54が完成しましたので、私のYD-Customと対面させていただきました。
この2台は、ヤイリギターのYD88ベースのカスタムです。
左がYD-Custom。右がby Ken #54。
トーンウッドは双方マホガニー。トップも、共にシトカです。
by Ken #54。本当に丁寧な造りです。デザインもシックに纏められています。トップのシトカスプルースは、目の詰まった非常に綺麗な板です。サイド/バックのマホもリボン杢がまっすぐな、「さすが!」といった材ですね。
バインディングはローズウッドです。ボディ全周、指板、ヘッド全てローズバインディングが走っています。
トップのパーフリングはヘリンボーン。バインディングとヘリンボーンの間に白を入れてアクセントにするあたりは、さすが小池さん!ってところでしょうか!
ロゼッタは、ハカランダです。丁寧なつくりです。
ナット幅は45mmだそうですが、全く広く感じません。弾きやすいですね。 指板部分のエッジを丸めているので、握りやすい形状になっています。同じく小池さんにネックを削りだしていただいた、私のYD-Customも同様です。by Ken #54は、フィンガー中心のスタイルでのオーダーということですが、まさにそれ用のネックシェイプです。
ヘッドです。つき板はハカランダ。ヤイリのロゴのフォントが良いです。このギターの雰囲気にピッタリですね。ペグもクローム+エボニーのつまみは、ベストマッチでしょう。決して派手さはありませんが、飽きの来ないこのデザインは、5年後10年後経っても違和感無くマッチしていると思います。
さてさて、肝心の音です!
マテリアルの差は基本的にありませんが、両機全く違ったキャラクターです。YD-Custom(左)は、胴厚がドレッドノートと同サイズ。ブレイスはノンスキャロップです。一方TANAKAさんのby Ken #54(右)の胴厚は、WY1(oooとドレッドの中間)と同等。軽くスキャロップが入っているようです。by Ken #54はフィンガー向けに。YDはどちらかと言うとストローク向けのセッティングです。
その音質は、マホ+シトカであるので、同じような感じですが、音量はYDは爆音系で大きな音。低音はズン!という迫力あるものです。一方by Ken #54は、非常にバランスが良いです。フィンガーで十分鳴らせます。
どちらが良いとかではなく、キャラクターがはっきりしています。同じボディシェイプ、材であっても、これほど異なるキャラクターが生まれるのですから、ギターは奥が深いですね。
それにしてもby Ken #54は繊細な音がします。音を知り尽くした小池さんの、まさに小池マジックなのでしょう。3年後5年後どのように化けるかが楽しみですね。
もうひとつ。今回、私は初めてマホ単のギターを手に入れています。そして、改めて、マホガニーの音の良さに驚いています。
TANAKAさんのby Ken を弾かせてもらって、それは確信と変わりました。実は、もう一本カスタムを製作しようとしていますが、トーンウッドをどうするか悩んでいます。ローズかマホか・・・。今はマホに傾きかけていますね。ローズの艶っぽさを持ったフィンガー中心のモノをと考えていましたが、マホでも十分行けそうだと。むしろ、低音の育ちを考えるとマホの方が良いかも知れない・・・と。
そういう意味でも、今回のby Ken #54 との出会いはマホガニーのポテンシャルの懐の深さを感じさせるものでした。
そして、多くの方がby Ken に惹かれる理由も分かります。弾き手のプレイスタイルや望む音に忠実に応えて製作してくれます。
ヤバイです。私もby Ken デビューしてしまいそうです(笑)。
TANAKAさん。ありがとうございました。この場を借りて改めて御礼いたします。
この2台は、ヤイリギターのYD88ベースのカスタムです。
左がYD-Custom。右がby Ken #54。
トーンウッドは双方マホガニー。トップも、共にシトカです。
by Ken #54。本当に丁寧な造りです。デザインもシックに纏められています。トップのシトカスプルースは、目の詰まった非常に綺麗な板です。サイド/バックのマホもリボン杢がまっすぐな、「さすが!」といった材ですね。
バインディングはローズウッドです。ボディ全周、指板、ヘッド全てローズバインディングが走っています。
トップのパーフリングはヘリンボーン。バインディングとヘリンボーンの間に白を入れてアクセントにするあたりは、さすが小池さん!ってところでしょうか!
ロゼッタは、ハカランダです。丁寧なつくりです。
ナット幅は45mmだそうですが、全く広く感じません。弾きやすいですね。 指板部分のエッジを丸めているので、握りやすい形状になっています。同じく小池さんにネックを削りだしていただいた、私のYD-Customも同様です。by Ken #54は、フィンガー中心のスタイルでのオーダーということですが、まさにそれ用のネックシェイプです。
ヘッドです。つき板はハカランダ。ヤイリのロゴのフォントが良いです。このギターの雰囲気にピッタリですね。ペグもクローム+エボニーのつまみは、ベストマッチでしょう。決して派手さはありませんが、飽きの来ないこのデザインは、5年後10年後経っても違和感無くマッチしていると思います。
さてさて、肝心の音です!
マテリアルの差は基本的にありませんが、両機全く違ったキャラクターです。YD-Custom(左)は、胴厚がドレッドノートと同サイズ。ブレイスはノンスキャロップです。一方TANAKAさんのby Ken #54(右)の胴厚は、WY1(oooとドレッドの中間)と同等。軽くスキャロップが入っているようです。by Ken #54はフィンガー向けに。YDはどちらかと言うとストローク向けのセッティングです。
その音質は、マホ+シトカであるので、同じような感じですが、音量はYDは爆音系で大きな音。低音はズン!という迫力あるものです。一方by Ken #54は、非常にバランスが良いです。フィンガーで十分鳴らせます。
どちらが良いとかではなく、キャラクターがはっきりしています。同じボディシェイプ、材であっても、これほど異なるキャラクターが生まれるのですから、ギターは奥が深いですね。
それにしてもby Ken #54は繊細な音がします。音を知り尽くした小池さんの、まさに小池マジックなのでしょう。3年後5年後どのように化けるかが楽しみですね。
もうひとつ。今回、私は初めてマホ単のギターを手に入れています。そして、改めて、マホガニーの音の良さに驚いています。
TANAKAさんのby Ken を弾かせてもらって、それは確信と変わりました。実は、もう一本カスタムを製作しようとしていますが、トーンウッドをどうするか悩んでいます。ローズかマホか・・・。今はマホに傾きかけていますね。ローズの艶っぽさを持ったフィンガー中心のモノをと考えていましたが、マホでも十分行けそうだと。むしろ、低音の育ちを考えるとマホの方が良いかも知れない・・・と。
そういう意味でも、今回のby Ken #54 との出会いはマホガニーのポテンシャルの懐の深さを感じさせるものでした。
そして、多くの方がby Ken に惹かれる理由も分かります。弾き手のプレイスタイルや望む音に忠実に応えて製作してくれます。
ヤバイです。私もby Ken デビューしてしまいそうです(笑)。
TANAKAさん。ありがとうございました。この場を借りて改めて御礼いたします。
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