Morph The Cat - LP音源2007年09月01日

Donald Fagenの「Morph The Cat」は2枚組みのLPでもリリースされています。(DVD-Aもあります。このおっさんの音への執着は底無しか・・)
今回のネタはアナログの音について。この 「Morph The Cat」で比較してみましょう。
Morph the Cat そもそも、このネタを書くきっかけは、出張で度々行っている札幌にある、気が付けば通い始めて4年目になるBarで聴かされたのが発端です。(そのBarは後日紹介しますね。音楽好きなら気に入ってもらえるお店です)
「Morph The CatのLP音源手に入ったよ!」とマスター。
「んじゃ、聴かせてよ」って私。
「デジタルと比較する?」ってマスター
「よろぴく」って私。直後に「uuum・・・・」って私。
「違うしょ!」ってマスター。※一応北海道なまりってことで。
まぁ、わたしはオーディオマニアではないので、偉そうな事は言えませんが、それまで、こんな風に同じ音源で比較したことなどありませんでした。確かにアナログはシックリくる音だなぁ~という認識はありました。ハイハットの耳触りがアナログは良いし生っぽい音です。デジタルは音の上と下が際立っていて、鋭角な音で少々うるさい感じに聴こえてしまう。
でも、デジタルしか聴かされなければ、「いや~!やっぱDonald Fagenだねぇ。イイ音で録るねぇ。」ぐらいな事は言ってしまうと思います。こうやって2つ並べられて気付くというやつですね。

どれくらいのサンプリング周波数、量子化をアップすればアナログチックになるのか、或いはそれでも無理なのか分かりませんが、私のような素人でも、これほど音の違いが分かるし、アナログの方が心地よかったというのは、アナログ回帰も頷けます。ただ、生まれた時から上と下の音が強調されたデジタルの音に慣れ親しんでいる方々には物足りなさみたいなものを感じてしまうんでしょうかねぇ。でも、おじさんはアナログの音が合うなぁ・・・・。

44.1KHzでデジタルにしてしまっていますし、20Hz~20kHzで切られてしまっていますので、厳密な違いとしては適切ではないかも知れませんが、比較できる音源を用意しました。ただ、再生環境によって聴き分けられない場合もありますので、保証の限りではありません。
「Morph The Cat」2曲目のH GANGのほんの一部分です。前半がデジタル、後半がアナログの音源からです。(約6.3MBあるWAVファイルです)


比較音源 H GANG - Donald Fagen(c) -
この音源ファイルの転載、売買等一切禁止いたします。
うまく再生できない場合は、QuickTime Player で再生してみてください。

何回か繰り返し比較するつもりで聴いてみてください。特にハイハットやスネア、ヴォーカルで違いが分かると思います。あなたは、どちらがお好み?・・・。

コメント

_ zox ― 2007年09月03日 13時30分

Digital Audio、オラの大嫌いだった微分積分ですね。連続変化する正弦波を0/1で表現しようってんだから、アナログが目指した音源追求とは違うと思う。SACDなどに見られるデジタルの再現性の追及はいかにアナログ波形に近づけるかで、もともとアナログのスタート地点に立ってないのでは。というとその道の方々から猛烈な突っ込みをうけそうですが・・・

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