青山 純2007年07月21日

ドラムネタでは、私の場合「青山 純」は外せないですな。

最近こう言う人は少ないけど「重い」ドラムをはたく人だなぁ・・と高校時代に山下達郎やプリズムを聴いて、いつしかそのビートの虜になっていたのです。

最初はやっぱ、あのタムのチューニングでやられましたな。ズゥーンっていう胴鳴りっていうのかな、あの頃の録音のドラムはペコペコな音でしか録られていないイメージがあって、特にタムは・・・。 そこに来て青山純のサウンドは、ズゥーンときたもんだから、惹かれましたね。私もドラムのチューニングなるものに興味を持ち始めた時期でしたので、どのようにすればあのような音が出るのか研究してましたねぇ。 生でも何度か聴きましたが、スネアの抜けの良さはレコーディングの音では再現しきれていない体感でしたね。 シンバルも当時はPAISTEを使っていましたねぇ。特にRIDEの粒立ちのはっきりした音は大音量のバンドではとても効果的ですね。私もPAISTEのRIDEを常用しておりました。

For You ビートですが、腰のすわった安心して委ねられるビートですね。非常にシンプルなドラミングに聴こえますが、手数ではなく、アクセントの位置を意外な所に持ってきたりして、表情を出しているのが分かります。お勉強させていただきました。歌伴で多く演奏しているのはこの辺の評価でしょう。私がイチオシなのは、山下達郎の 「For You」 にある「SPARKLE」ですね。シングルハンドでの16ビートですが、グルーブはもちろんですが、ハイハットオープンをダウンビートに持ってきたりと、実際にやってみると、意外と不安定になる奏法をあのように正確にやられているのはさすがです。ベースの伊藤広規とのコンビが生み出す、図太いビートは達郎サウンドには不可欠なものですよね。

Ivory 歌もののスローな曲で、安心して歌に集中できるドラマーは(これ重要な感覚)、青山純くらい・・・って言うのは言過ぎか・・。今井美樹の 「Ivory」 にある「地上に降りるまでの夜 」でそれを感じられると思います。

Ivory DVDでは、同じく今井美樹の 「One Night at the Chapel~Special Collection~」 で、プレィが見られます。静かな曲中心ですが、さすが!という感じです。今剛のギターもイイ感じです。このDVDの演奏は、ライブというオープンな感じというよりは、そのままレコーディングスタジオでの演奏のようですね。


まぁ、この青山純という人、聴けば聴くほど深い世界を持っておられるのが分かります。ハイハットワークひとつをとっても・・・。

私も20代前半の頃までは手数が多くてギミックプレイがキレてるドラマーに興味がありましたが、ずっと好きでいられる不変のMy favoriteは、青山純のようなドラマーなのだなぁ。

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