Chiara Civello2008年01月26日

Last Quarter Moon キアラ・シヴェロ。ローマ生まれのジャスシンガーでありソングライターでもあります。
FMでたまたま聴いた、「Here Is Everything」(デビュー作である「Last Quarter Moon」の1曲目)が非常にキャッチーな曲で早速アルバムを購入したのが始まりです。この人の声は憂いを帯びた感じで、もしかすると好みが別れるところかも知れません。実際私も手放しに好きというほどの声ではありません。まだ堅さがあるように感じますねぇ。バラードはもう少し艶っぽい声になるとかなり良くなると思います(随分勝手な事書いてますが)。

Space Between じゃぁ何で紹介するかというと、BGMとして聴くには最適です。カジュアルに聴けるところがお薦めです。ボサノヴァに傾倒しているようではありますが、南米のものとは違うボサノヴァが聴けると思いますし、それだけではない幅広いソングライティング力があるように感じます。
それと、ローマ生まれということでイタリア語の曲も何曲かありますが、イタリア語の響きってバラードに合うことを教えられました。

アルバムを2枚出していますが、 「Last Quarter Moon」 はポップな印象を受けます。2曲 Steve Gadd が参加しています。スザンヌ・ヴェガの「Caramel」をカバーしています。
昨年発表の2ndである 「Space Between」 は1stよりもボサノヴァ色が強く、アレンジもアコースティックな感じで、ちょっと方向性を変えたように思えます。プロデューサーにスザンヌ・ヴェガをプロデュースしてきたスティーブ・アダボを迎えているようです。私には、もうちょっと聴き込まないとその意図するものが判らないかも知れません。ヴォーカルの録り方がストレートな感じはしますが・・・。

今日まで東京でライブをやっているはずですが、行かない所に私の思い入れ具合が分かります。静かに注目して行こうと思います。これから、どのように変化していくかが楽しみでもあります。
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