ヤイリギター訪問2007年11月17日

ヤイリギター入口 ヤイリギターは、工場見学を受け入れています。現在は、基本的に土曜日ということです。案内していただくのが職人さんですので、ご自分の仕事を止めて応対していただくわけですから、毎日のように単発で来られても当然困りますよね。ですが、どうしてもスケジュール上、土曜日以外しか行けない場合は相談してみてください。あぁ、休業日は無理ですよ。
で、過去3回訪問した時の写真をアップします。工場内はどこでも写真OKです。「隠すところは無いですから!」と明るく言われた時に「本物なんだぁ。」と感じましたねぇ。この見学は、オーダーメイドを頼むための事前調査のようなものでした。3回目の訪問で無事オーダーしまして、来年3月頃に完成予定です。半年待つわけです。

事務所 場所は岐阜県可児市。2回は車で行きました。栃木県からは高速使って6時間かかります。1回は新幹線で名古屋まで出て在来線乗り換えで4時間位ですね。小高い場所にあります。
事務所に入ると事務の女性がおりまして、見学を予約しておいた旨話し、担当の職人さんがやってきます。来客シートのようなものに住所、氏名を書き、早速見学スタートです。


材料倉庫から出発です。全ての工程は撮影できていません。(写真をクリックすると拡大写真で見られます)
ソリッドスプルースですね 合板です 外にはネックの山が・・・

指板です 力木(ブレイス)圧着 棚には力木が・・・

しばらく休ませます スキャロップが分かります この部屋で休ませます


バックの貼り付け 力木がはまる部分に切込みを入れてますね バインディング溝

ウッドのバインド バインディング巻き しばらく休ませます

ネックの数々 ネックは手削りです フレット

フレット仮打ち機。この後 ハンマーで一本一本打ちます ブリッジ部分の塗装を剥がし貼ります クランプにて圧着


シーズニングに入ります 音楽を聴かせ各部を馴染ませます 弦を張り最終チェック待ち

おまけです。

象徴的な言葉が 樹齢300年近い丸太。この部分しか使えない。これより外周は水分が多く、内周は老化のため堅い Master Craftsman
小池さんの作業場

とにかく、言葉は悪いですが古い工場!って感じです。作業場は空調も無く冬は寒そうです。空調が効いているのはギターを休ませる部屋くらいですね。工程の進み具合などで全ての工程が常時動いている訳ではありませんので、私が見たかったネックセットの部分は見られませんでした。

プレィルーム 一通り見たところで、事務所2階のプレィルームで沢山のギターを試奏することができます。カスタムオーダーの仕様などを打ち合わせるのも、この部屋です。とにかく沢山のギターです。往年のカタログに載っていたギターがあったりして不思議な感じもします。もちろん弾くこともできます。そして、材やサイズで弾き比べができます。私がカスタムオーダーする際も、ここのギターで自分が欲しい音に近いものを探して話しを進めました。


DY-45もあります カタログに載っていたあの・・・ ダブル、トリプルネック

いや~ギター漬けのひと時を過ごせます。疑問に思っていることも直接職人さんに聞けますので勉強にもなりますし。
次の訪問はカスタムオーダーのネック合わせの時です。その時のレポートも載せたいと思います。
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