シリコングリースでぐにゅ~!2010年07月12日

もうちょっと気の利いたタイトルは無かったものか・・・

チューナーボタンを製作する過程では、幾度となくチューナーボタンの脱着を繰り返し、その装着具合を確かめます。
YD-Customには、GOTOHのSGV510Zが装着されています。このペグのギア精度は言うまでも無く素晴らしく、その回す質感も大変良いのです。「ぐにゅ~」という適度な抵抗感とスムーズな動きは、一度体験したら他のペグでは満足できなくなるほどです・・・私はね。
SG510シリーズは本当に素晴らしい!

しかし、チューナーボタンの脱着を繰り返すうちに、この「ぐにゅ~」感が損なわれていきます。私はてっきり、この「ぐにゅ~」はギアの精度やギアの表面加工によるものだと思っていたのですが、どうやらそれだけでは無いようです。
よくよく見ると、シャフト部にシリコングリース状のものが付着しています。手持ちにある同じゴトーのSG301にはそれらしいものは付着していなかったと思います。あぁそういうこと?

SG510の「ぐにゅ~」はシリコングリースによる所も大きい?

早速確かめます。SG301の「ぐにゅ~」化です。
SG301は、SG510に比べれば若干スムーズさが異なります。引っかかる所があるものもあります。引っかかる感の強い個体で試します。
まず、チューナーボタンが装着されている部位のワッシャーの構成を確認します。
SG301のワッシャー
5枚の構成で、2番は樹脂。3番4番はスプリングワッシャー(と言ってもグルグルのスプリングではないですよ)ですね。
バラしてみたのが下の写真。
SG301のワッシャー
これらのどこが可動部なのか?ビデオで確認してみます。(MPEG1 約2.2MB)
mpeg1 約2.2MB

あらゆる所で摩擦はあるようです。全てのワッシャーにグリースを注入する必要があるようです。SG301の場合遊びがあります。トルクがかかるまでの回り始めと後では回る部位が変わるのが判ると思います。ビデオでは編集しましたが、逆回転も同じ動きでした。
また、個体によって可動部が異なるもの、ビスの締め付け具合でも可動部が異なります。要は全てのワッシャーにグリースが必要と言うことです。

では、シリコングリースを塗りたくりましょう!
シリコングリース
近所のホームセンターで80g入りで\650くらいでした。(少々多い)
シリコングリースは、PCを自作される方には馴染みのあるものだと思います。CPUの放熱部とCPUファンを密着させる際に使用するものです。余談でした。
シリコングリースは、油を主成分としないためゴムシールなど油に弱い部位に使えますが、ギターの塗装などにはどのような影響があるかわかりませんので、試そうと思っていらっしゃる方はくれぐれも自己責任で!
塗りたくります
では、続けます。
とにかく、塗りたくります。後で拭き取れば良いのです。
綺麗に拭き取ります
グリグリ回して馴染ませた後、綺麗に拭き取ります。
さてさてどうかな?・・・

「ぐにゅ~」になりました!

ビスの締め付け具合も微妙に調整が必要です。しかし、グリースを施したものとそうでないものでは明らかに異なります。

先ほども書きましたが、どこにどのような影響が現れるかわかりませんので、試される場合は自己責任でお願いしますね。
くれぐれも、ペグのギア部、特にオープンバックのギア部にグリースを注すのは危険です。埃などが逆に付着してギアを傷つけることになりかねません。ギア部のメンテナンスはリペア業者等にお任せすることをお勧めします。

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