インレイ製作~酋長 ― 2012年02月26日
FBにはアップしていましたが、こちらでは初めて。
ブログ更新が滞っているときは、手間のかかる何かを作っているときなのです(笑)。ネイティブインディアンの酋長をモチーフにインレイを作っておりました。どうでしょう?実際にはこの上にクリア塗装されるので、ちょっと濃い色になりますし、木目もはっきりします。腕の部分はカーリーメイプルですし、バックはカーリーコアを使っています。
羽根飾りを白蝶貝で作ってみたかったのがそもそもの発端でした。いい感じで表現できたと思いますが・・・。使用した材は、白蝶、黒蝶、黄蝶、アバロン、カーリーメイプル、コア、ハカランダ、ターコイズなどです。当初は和紙を使うつもりでしたが、まだちょっと研究が必要でした。
パーツの設計をしたら、50ピースを超してしまって、ちょっと気が遠くなりそうでしたが、まぁ好きでやるのだから何とかなる!
当然の事ながら、一個づつ切り抜いていくのです。材の感じを見ながら試行錯誤して、材を決めて、杢や模様を見ながら・・・
今回はターコイズも使いました!
ただ、サイズがちょっと大きかった。もう2周りくらい小さいほうが、ギターのヘッドには合います。きっと。
YWに置いてみました。もっと濃い色のバックの方が合いそう。
で、DYに置いてみます。12弦だしサイズ的にはちょうど良いかも?
前作のカワセミで、貝と木を組み合わせた手法を初めて試しましたが、今回のようなモチーフを絵画的に表現するには、木の存在は大きいですね。
さて、今度はチューナーボタンの量産に入ろうかな?
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ブログ更新が滞っているときは、手間のかかる何かを作っているときなのです(笑)。ネイティブインディアンの酋長をモチーフにインレイを作っておりました。どうでしょう?実際にはこの上にクリア塗装されるので、ちょっと濃い色になりますし、木目もはっきりします。腕の部分はカーリーメイプルですし、バックはカーリーコアを使っています。
羽根飾りを白蝶貝で作ってみたかったのがそもそもの発端でした。いい感じで表現できたと思いますが・・・。使用した材は、白蝶、黒蝶、黄蝶、アバロン、カーリーメイプル、コア、ハカランダ、ターコイズなどです。当初は和紙を使うつもりでしたが、まだちょっと研究が必要でした。
パーツの設計をしたら、50ピースを超してしまって、ちょっと気が遠くなりそうでしたが、まぁ好きでやるのだから何とかなる!
当然の事ながら、一個づつ切り抜いていくのです。材の感じを見ながら試行錯誤して、材を決めて、杢や模様を見ながら・・・
今回はターコイズも使いました!
ただ、サイズがちょっと大きかった。もう2周りくらい小さいほうが、ギターのヘッドには合います。きっと。
YWに置いてみました。もっと濃い色のバックの方が合いそう。
で、DYに置いてみます。12弦だしサイズ的にはちょうど良いかも?
前作のカワセミで、貝と木を組み合わせた手法を初めて試しましたが、今回のようなモチーフを絵画的に表現するには、木の存在は大きいですね。
さて、今度はチューナーボタンの量産に入ろうかな?
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仁行和紙 ― 2011年11月18日
能登は輪島の「仁行和紙」(にぎょうわし)を手に入れました。
この和紙は、木の皮など自然にある素材を活用した和紙です。さぁ、何を企んでいるのか!
上手く行ったらお披露目します。
この和紙は、木の皮など自然にある素材を活用した和紙です。さぁ、何を企んでいるのか!
上手く行ったらお披露目します。
黒蝶貝イイです! ― 2011年11月15日
黒真珠の母貝である黒蝶貝(くろちょうがい)。
今年作ったbyKen#74のパーフリングとロゼッタは、この黒蝶貝を全面的に使用しました。始めから黒蝶を使うことを念頭にデザインしてきたのですが、今までこんなに黒蝶を使ったギターは見たことがありませんでした。こんなに魅惑的な輝きをする貝なのに、皆さんお好みじゃないのかな?何か問題でもあるのかな?と不安を抱えつつ#74の完成を待っていたものです。大人な雰囲気のギターが出来たときは嬉しかったです・・・
で、黒蝶ファン?としては、もっと皆さんに黒蝶貝を知っていただいて、新しいデザインのギター製作にチャレンジいただきたいですねぇ・・・。
今回は、少しだけ黒蝶貝を紹介します。
まず、私の黒蝶貝との出会いですが、2007年に家族旅行で行った石垣島にある琉球真珠で見たのが出会いです。お土産に買ったキーホルダーのこの輝きに魅せられました。
裏側というか内側はこんなです。
まだ、この頃は、ギターをオーダーしようなんて考えてなかったのです。
後にギターのオーダーを考えた時に、この貝をいつかは使いたいという漠然とした思いが芽生えたのでした。ちょうど、友人のzzox氏が石垣に行っていたので、黒蝶貝を買ってきてくれ!と頼んで、お土産にくれたのが、こちら。
茶色っぽいのは、白蝶貝(しろちょうがい)。白っぽい真珠の母貝。黒っぽいのが黒蝶貝です。
内側はこんな感じです。黒蝶の方が黒っぽい色をしています。真珠の表面にある輝きの素、真珠層の輝きが綺麗です。
これを磨いていきます。ディスクサンダーやらベルトサンダーやらしっかりマスクをして、粉まみれになって磨いていくのです。結構大変です。
で、磨き終わると表はこんな感じ。
アバロンとは明らかに異なる輝きです。緑、青、ピンクと渋い色合いが良いです。
内側は、こんな感じ。
通常は、こちら側を更に磨いて使うと思いますが、表側も十分面白い輝きをしていますので、どちらも使えると思います。
黒蝶の特徴が出るのが周辺部です。限られた部位です。怪しい感じの色合いが非常に魅力的ですね。
これらを使った完成品がこちら。いろいろな表情が見られます。綺麗です!
日本の黒蝶貝は15cm前後の大きさで、白蝶貝などと比べると小さい貝です。ギター用に使える部分となると、非常に限られると思います。養殖されているとは言え、歩留まりの良くない貝ではないのかなぁ?
タヒチ産のやつは結構大きくて厚いやつがあるようですが・・・。
石垣に行ったら、大量に仕入れてこよう!
今年作ったbyKen#74のパーフリングとロゼッタは、この黒蝶貝を全面的に使用しました。始めから黒蝶を使うことを念頭にデザインしてきたのですが、今までこんなに黒蝶を使ったギターは見たことがありませんでした。こんなに魅惑的な輝きをする貝なのに、皆さんお好みじゃないのかな?何か問題でもあるのかな?と不安を抱えつつ#74の完成を待っていたものです。大人な雰囲気のギターが出来たときは嬉しかったです・・・
で、黒蝶ファン?としては、もっと皆さんに黒蝶貝を知っていただいて、新しいデザインのギター製作にチャレンジいただきたいですねぇ・・・。
今回は、少しだけ黒蝶貝を紹介します。
まず、私の黒蝶貝との出会いですが、2007年に家族旅行で行った石垣島にある琉球真珠で見たのが出会いです。お土産に買ったキーホルダーのこの輝きに魅せられました。
裏側というか内側はこんなです。
まだ、この頃は、ギターをオーダーしようなんて考えてなかったのです。
後にギターのオーダーを考えた時に、この貝をいつかは使いたいという漠然とした思いが芽生えたのでした。ちょうど、友人のzzox氏が石垣に行っていたので、黒蝶貝を買ってきてくれ!と頼んで、お土産にくれたのが、こちら。
茶色っぽいのは、白蝶貝(しろちょうがい)。白っぽい真珠の母貝。黒っぽいのが黒蝶貝です。
内側はこんな感じです。黒蝶の方が黒っぽい色をしています。真珠の表面にある輝きの素、真珠層の輝きが綺麗です。
これを磨いていきます。ディスクサンダーやらベルトサンダーやらしっかりマスクをして、粉まみれになって磨いていくのです。結構大変です。
で、磨き終わると表はこんな感じ。
アバロンとは明らかに異なる輝きです。緑、青、ピンクと渋い色合いが良いです。
内側は、こんな感じ。
通常は、こちら側を更に磨いて使うと思いますが、表側も十分面白い輝きをしていますので、どちらも使えると思います。
黒蝶の特徴が出るのが周辺部です。限られた部位です。怪しい感じの色合いが非常に魅力的ですね。
これらを使った完成品がこちら。いろいろな表情が見られます。綺麗です!
日本の黒蝶貝は15cm前後の大きさで、白蝶貝などと比べると小さい貝です。ギター用に使える部分となると、非常に限られると思います。養殖されているとは言え、歩留まりの良くない貝ではないのかなぁ?
タヒチ産のやつは結構大きくて厚いやつがあるようですが・・・。
石垣に行ったら、大量に仕入れてこよう!
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