札幌 なんぶ屋2008年06月14日

なんぶ屋 「なんぶ屋」。おにぎりと豚汁の店です。
ここは、おいしいです!体にやさしい食事がしたい方には絶対お勧めです。今回は昼食に行ってきました。

場所は二条通りを一方通行方向に行き、市場をちょっと過ぎた左側。駐車場はありませんので要注意。ここは、イートイン、テイクアウト共にできます。豚汁がめっぽう旨いというので、おにぎり3個と豚汁をイートインでオーダーしました。
イートイン 右の写真は、おにぎり3種類(\150×3)、豚汁(\300)で\750也。小鉢はサービスのようですね。おにぎりは白米と玄米があって、双方それぞれの特徴をしっかり押さえています。程よい米の炊き具合とフワっとした握り具合。豚汁は具だくさん。素材の味が出てます。また、味噌の香りを比較的強く感じました。正しい日本人の食事!って感じです。
そして、食材にもこだわっているようです。店内には食材の出所が書いてあります。いわゆる契約栽培的な取引で食材を集めているのでしょう。
なんぶのこだわり おかみさんの人脈だったりするんでしょうか?
私がこの日食べたのは、白米で鮭の山漬け、玄米で南蛮味噌、同じくお豆さん。玄米がおいしかったですね。南蛮味噌は北海道の家庭料理の定番である南蛮(青とうがらし)のピリ辛味噌。お豆さんは、何種類かの豆との炊き込み。私はこのお豆さんが大変好きになりました。豆の風味と玄米の風味がなんともリッチな味わいになっています。この店は、お勧めです!


札幌市中央区南2条東2丁目11
TEL:011-219-2658
営業時間:9:30~17:00
定休日:日曜・祝日

1年ぶりの函館2008年06月01日

函館どつく 仕事で、約1年ぶりの函館でした。
ホテルのチェックインを済まして、部屋に向かう途中で夕暮れの函館どつく(ドック)が目に入りました。30数年前、大型船建造のために作られた大型のクレーンは、今は稼動していません。函館のランドマーク的存在ですね。ですが、1993年の北海道南西沖地震の際にレールが破損し、倒壊の危険性が出てきたとして、撤去の方針が固まったようですね。

仕事での北海道入りが殆どですので、優雅に観光はできない状況ですが、札幌同様、夜は街に繰り出すのが唯一の救いとでも言いますか・・・。
函館には一軒行きつけの居酒屋ができましたが、駅からちょっと距離がありますし、今回は翌日の朝が早い出発なので、以前一度だけ行ったホテル近くの小さな居酒屋でツブ貝の刺身などをつまんで、静かな函館の夜は更けていきました。

函館ラーメンのおいしい滋養軒 シメは、函館ラーメン。この透き通ったトリガラベースの塩スープは何度食べても飽きませんねぇ。(写真撮るの忘れましたが)しかも安いです。だいたいどの店でも1杯450円~500円ですから。
私は、この日行った居酒屋のママに以前教えてもらった、松風町の「滋養軒」がお気に入りです。スープは鳥臭くなく、あっさりした中にも旨さが広がる感じで、私好みです。ネットで良く目にする店では、ガラを出す時の温度が高いのでしょうか?少々濁り気味で匂いがキツく、私は二度と行っていません。その点、「滋養軒」は丁寧に作っているように感じます。何度か行きましたが裏切りません。他の中華系メニューもあります。

函館に来るたびに感じるのが、駅前の寂れようです。また空き地が増えたように思います。夜の中心は五稜郭方面に移ったと聞いていましたが、そこもあまり人は多くないと。その割には駅前周辺にホテルができたりと、どう考えても通年で営業できるだけの人は来ていないように思います。新幹線も、現函館駅はルートに入っていないようですし、益々函館駅前は寂しくなってしまうのでしょうか?まぁ、北海道では札幌一極集中ですから、第二の都市旭川も同じようではあります。函館の地元の人は市政の方向性がはっきりしていないと。市民は観光でしか生き残れないと見切っているのに、市は中途半端な企業誘致などをしているように見えると、酒場で隣り合った方々が、異口同音におっしゃっているのが、どうも、函館に限らずこの北の大地の苦悩の一端のように思えます。

でも、北海道って人も自然も食も非常に魅力的です。多くの知り合いができたから余計思い入れは強いですが。
そして、アイヌの文化を触れられる地でもあります。聞き慣れない地名はその名残です。近代文明では炭鉱が象徴的です。深く調べ始めるといろいろ考えさせられます。
これから北海道は観光シーズンです。観光地だけを巡るだけではなくて、どこか一箇所だけでも北の大地の歴史が感じられる場所に行かれると、ちょっと違った視点から北海道と自分の意外な繋がりが見えて来るかも知れません。

札幌 やきとりキィー2007年12月09日

このビルの地下一番奥 4軒目のご紹介ですね。ただ、ここは1回しか行ってないので「行きつけ」とは言えませんが、お勧めです!
手羽先の店です。地元では有名なお店ということ。場所は、東急ハンズの裏を走る中通り沿いの地下。写真の通り、通り沿いには看板しかないので予備知識が無いと見過ごします。このビルの階段を下りて一番奥がお店。
50名までは入れるかな?それほど大きくない店内。 まぁ、居酒屋なので、手羽先以外のメニューもありますが、やっぱりメインは手羽先。
手羽先1人前なり~ 量が多いとの噂でしたが、いやはや多いです!2人で行っても1人前しか頼めません。 それもそのはず、数えてみると18本!2人では食べきれません。
手羽先と言うと、名古屋の揚げたやつが直結しますが、ここのはオーブンで焼くタイプ。名古屋タイプは食した事がないので比較できませんが、キィーの手羽は非常にジューシー。味付けも良く文句なしに「ウマイ!」



いか刺し1人前なり~ しか~し。問題があります。オーダーしてから焼き始めます。一度に焼けるのが5人前。1回に焼く時間が30分。 店内は常に満席状態・・・。となれば、待ちます。最低30分。平均1時間以上・・・。それでも通う方が多いのはおいしい証拠。
となれば、サイドメニューで時間を潰すしかない・・って言い方は適切ではないですね。居酒屋なのです。ここは。
で、頼んだのが、いか刺しとお新香。あらま、これまた量が多い。
写真の順番が逆ですが、手羽先より先にこちらが出てきます。 お新香1人前なり~
いか刺し。函館のあの〆たてのものには負けますが都内なんかで食べるものとは比較にならないくらい十分おいしいです。さすがにこれも食べきれないくらいです。お新香はご覧の通り白菜ですが、ちょっとしょっぱめだったかな?
ドリンクも、普通の居酒屋と同じような品揃えですので問題はありません。
出撃は、「開店と同時」が合言葉です。この日は、あっという間に満席になりました。そして、意外とカップルや女性が多いのには驚きです。

因みに、手羽先1人前 840円です。

札幌市中央区南1条西5丁目 敷島南1条ビルB1
TEL:011-251-4539
営業時間:17:30~23:30
定休日:日曜・祝日
4~5名で行くときは予約しておいた方が良いでしょう。
予約にはルールがあります。店のホームページをご覧下さい。
※「噂話」の6番をご覧下さい。

お店のホームページ

札幌 Bar Chot (ショットバー)2007年10月28日

さて、いよいよ本丸の登場です。ショットバーです。
この横断歩道渡り右 狸小路6丁目方面から7丁目のガードを入らずに右に30m位行った所にあります。「Bar Chot」。
狸小路6丁目近辺でショットバーを探していたのですが、偶然ネットの紹介記事で見つけたお店です。最初入った時は、「金富士」以上のaway感に襲われたものです。奥行きのある店内ですので、入った瞬間にお店の雰囲気が把握できない。「どうかなぁ~?」とカウンターに座り、まずはビールなどを飲んでいるうちに、何やら私の好きそうな音楽が聴こえているし、マスターも気さくな感じで、程なく音楽話しになり、「ぱっとめせに~なんてあるんですかぁ?」などと聞くと「ありますよ!かけましょうか?」とマスター。 ここが噂のBarChot 何を聴いたかは覚えてませんが、かけていただきました。その後、音楽話しに花が咲いて結構長居をしたというのが初夜の出来事。
あぁ。この初夜の出来事が忘れられず、通い続けてもう4年。店のキャッチフレーズの通り「チョットで帰れない バーチョット」。

このお店も常連さんが殆どです。来られるお客さんも、音響のエンジニアや、照明のエンジニア、プロダクション関係の方、料理人や会社社長と、あらゆるジャンルのプロの溜まり場なお店です。そんな中、よそ者の私なぞの相手をしてくださるお客さんが結構おりまして、音楽や楽器の話題を中心に、夜更けまで楽しい時間を過ごさせてもらってます。(ダメだ!店の連中に読まれると思うと文章が固くなるぞ!う~ん。書きにくい!)

メニューはショットバーですので、当然フードメニューは少ないです。チャージ料はありません。私は結構飲んでしまうので3000円を超す事が殆どですが、大体2000円以内で皆さん飲まれています。
BarChotカウンター そして、何より音楽CD、DVDの所蔵量がありますから、コンテンポラリージャズ、ロックなど邦洋問わず鑑賞させていただいてます。ここで観せてもらって、ホテルに帰って早速オーダー・・・なんて事もしばしば。Joni Mitchell の「Shadows and Light」は、この店で教えてもらったものです。「Morph The Cat」のLP音源もここで聴かせてもらったのが最初です。そして、音楽だけではなく、札幌情報など出張者にはありがたい地元情報を教えてもらっています。私にとっては、貴重な情報源の店ですねぇ。札幌での生活を更に楽しくしてもらってます。

他に魅力的な女性が2名カウンターに入っています。こちらの女性目当てに来るお客さんも居るほど。

まぁ、「Bar Chot」は私にとっては大変貴重なお店です。始めの印象とは違って、とてもアットホームな雰囲気がたまりませんねぇ。ここに行くと「札幌に帰ってきたぁ~」って感じになります。

札幌市中央区南2条西7丁目1番地 M'sスペース1F
TEL:011-272-7261
営業時間:19時~26時
定休日:不定休

札幌 アルコ2007年10月20日

アルコ入り口 さて、札幌の行きつけ2軒目は、ジンギスカン「アルコ」。場所は狸小路7丁目。ラーメン「一徹」の奥。この一徹とアルコは経営者が同じです。
入り口から細い通路を20mほど行くと店です。 中に入ると10基ほどの七輪があり、中央に木炭を熱した釜があります。写真の通りでどの店でも見られる光景です。 この店は、カウンターと2階に別室もあるようです。

ここのジンギスカンは生ラムジンギスカン。何の味付けもしていないラム肉を焼き、タレを付けて食べるもの。マトンと違い殆どクセがありません。
カウンターの様子 北海道のジンギスカンは2種類あります。松尾ジンギスカンに代表されるタレに漬けた肉を焼くスタイルと、このアルコのように、味付けなしを焼くタイプ。タレ漬けは旭川や滝川など上川、空知中北部のものだそうで、生は札幌や函館、室蘭、釧路など南部、東部というような分布だそうです。

最初の頃は、「北海道!といったらジンギスカン?」ってな連想が知らずのうちに刷り込まれ、新千歳空港で降りた時も階段上部にある広告がキリンビール園の大きなジンギスカンの写真だったりして、「あぁ、食べなくては・・・」という気持ちにスイッチが入ってしまい、夜になるとススキノ方面の有名店に何度か吸い込まれたものでした。
いつもこんなです。 でも、札幌に慣れてくるとススキノという夜の中心部より外れたところ、特に狸小路5丁目以西周辺に、良い店が点在していることに気付きます。しかもススキノ価格より安い。「アルコ」もその一軒なのです。

肉もおいしいし、野菜が食べ放題って言うのがまた良いですね。野菜はモヤシとタマネギですが、このタマネギをジンギスカン鍋の汁溜りで落ちてくる肉の脂と混ぜながら焼いたのがたまりません!
薬味は、唐辛子とにんにくのソテーしたようなもの。翌日飛行機で帰る!という方は、にんにくの入れすぎに注意!
ここでは、肉を2皿、ビンビール、ライスという布陣です。これで約2000円。 焼き始めの状態 お腹いっぱいです。タレはしょうゆベースであまり甘くないものですので飽きません。とある有名店のタレは甘めだったので、煮えすぎた(焼けすぎた)野菜がしつこくなってしまい、それ以来行かなくなりましたが、「アルコ」は合格でした。
冬のなまらしばれる夜なんかは、七輪のぬくもりとアツアツのジンギスカンで暖まりたくなりますなぁ。

因みに、肉一皿650円です。

札幌市中央区南3条西7丁目狸小路7丁目
TEL:011-221-7923
営業時間:17時~23時 (日曜~22時)
定休日:月曜日
4~5名で行くときは予約しておいた方が良いでしょう。

札幌 やきとり金富士2007年10月06日

仕事で北海道へ行く機会がこの数年大変多く、主に札幌を拠点に道内を周っています。当然、夜の札幌に繰り出すことも多くなります。
はじめの頃は、あちこち自分に合う店を探しましたが、さすがに今は数軒の店に絞られて、常連客化しています。せっかくですから、そんな店を何軒か紹介していきます。

金富士 で、一軒目が狸小路にある、焼き鳥の店「金富士」。
上品に飲みたい人は避けてください!新橋や神田のガード下的な雰囲気です。
ここは、旭川にある男山酒造の直営店・・・というように看板からは読めそうですが、わんたんさんからの情報で、そうではないらしいです。(わんたんさん情報ありがとうございました)
ススキノに本店、狸小路9丁目に支店があり、私は支店にしか出没しません。本店には行ったことがないんです。支店は写真の通り「これぞ居酒屋!」って感じのたたずまい。ここは、殆ど観光客は見ません。地元の常連さんが多いです。ですので、はじめは入った瞬間のaway感に少々ビビります。どちらかというと無愛想な「マスター(と言う人が多い)」とのやりとりも、最初は緊張するかも知れません。

金富士究極のメニュー!安いしょ! メニューはご覧の通りです。良く見て下さい。焼き鳥は4本の値段です。(写真クリックしてください)
この店では、ひとり2000円もあれば十分です。焼き鳥には、さすが北海道という感じで、たまねぎがねぎ間となって刺さっています。これが大変良い。ちょっとシャリっとする位に焼けたたまねぎがうまい!
焼き鳥以外では、お母さん(勝手にそう呼んでる)が焼く、卵焼きがうまい!長ねぎが入っており、醤油ベースのたれがかかってくる。卵もトロトロな感じで、必ず頼みます。 定番ですねぇ。卵焼きは是非食べたいですな。 そして、あげ。大判の油揚げをそのまま焼いたもの。日本酒に合います。

今日は、こんな感じです・・・って、いつも同じなんですけどね。分かった方もいらっしゃるかな?ビールはサッポロのラガーです。もちろん、生ビールもあります。私はいつも瓶のラガー。この日は写真の他に、あげと日本酒をもう一本。焼き鳥は3種類頼んでいます。これで、約2000円。安いです!
日本酒は1本目でお新香、2本目でミニやっこ豆腐が無料で付いてきます。これも嬉しいサービスです。

本を片手に飲むのが好きですなぁ この店はひとりで行くことが殆どです。滞在時間も1時間居ません。ここで勢い付けて、次の店へ・・・という使い方ですね。カウンター席ではテレビが見られますので野球を見ながら飲むこともありますが、私は文庫本を持ってこれを読みながら飲むのが好きです。この日は、狸小路の古本屋で500円で買った植村直己の本を持参しました。

この支店は席数が30席くらいかなぁ。なので、テーブル席は相席が常識。カウンターは詰めることが普通。いつ行っても混んでます。18時には入店していないと入れない事が多いです。そんな感じですから、大人数では行けない店です。1~2名で早い時間に出陣してください。

私も、やっと顔を覚えられて、席に座るか否かのタイミングで「おぅ!ビールね!」ってマスターが言ってくれるようになりました。
北海道を離れると、無性にここの焼き鳥が食いたくなるんですよね~。
5月にマスターが倒れて暫く休んでいたんだけど、7月に行った時には再開してました。別の店で聞いた地元情報では、だいぶ悪かったみたい。あの忙しさであのお歳ですから無理しないように・・・。
来週も札幌に入るから、多分行きます。

地図は こちら。←だいたいこの辺。

営業時間:17時~24時
定休日:日曜、祝祭日
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