黒蝶どうでしょう!2010年12月04日

byKen#74の製作途中の写真がKenさんから届きました。
#74黒蝶ロゼッタ

黒蝶貝のロゼッタです。こんな途中の状態でお見せするのは何ですが、この黒蝶の輝きは私的には狙い通り過ぎて、この感激をお見せしたかったというのが正直なところです。Kenさんには感謝です!
仕上げされるとベースのハカと共に、更に輝きが増します。
いや~綺麗だ!ソリッド貝なのでその輝き方は深いです。光の入射角で表情を変えるのも良いです。手持ちの黒蝶を眺めながら早く対面したい気持ちを抑えています(笑)
黒蝶はメキシコアバロンと比べると小さな貝なので、このロゼッタだけでも数個の貝が使われているはずです。黒蝶らしい色が出る部位も限られるので尚のこと。
どうでしょう?黒蝶!

週末は餃子!2010年12月05日

今週末の夕食当番は、久し振りに餃子を作りました!
スーパーや直売所でようやく使える白菜が出回り始めました。待ち遠しかったぞ!我が家と言うより私の餃子は白菜がベースです。白菜って旨みが非常にある野菜ですから餃子はキャベツより白菜派です。

餃子260個を作ります!家族4名ですが、260個作ります!半分は冷凍保存します。土日で130個は食べてしまいます。すごいでしょ?
きっとレシピの量は参考にならないと思いますが、なんとなく書いていきます。

白菜は中くらいの大きさを丸1個ざく切りにして、レンジで加熱後、フードプロセッサーで細かくします。これを少し水分が残る位に搾ります。
白菜のベース

白菜の搾り汁って美味しいのをご存知でしょうか?これを捨てるのは本当にもったいない。そこで、これにオイスターソースを混ぜて加熱します。搾り汁500㏄とオイスターソース大さじ3~4位かな?
白菜の搾り汁

これにゼラチンを混ぜて固めます。写真はフォークで細かくしたものです。これを餡に混ぜます。
旨みゼリー

その他、豚ひき肉約1kg、ニラ2束、にんにく大1かけすりおろし、生姜すりおろし、オイスターソース大さじ2位、日本酒大さじ4位、醤油大さじ3位、コショウ、五香粉(ウーシャンファン)を全て目分量で投入し(汗)、ひたすら混ぜ込みます。
私の料理は計量器を一切使いません。使うのはパンとソバを作る時だけかな?経験がモノを言うんです(笑)
材料投入

さて、260個の餃子の包みは、家族全員の作業です。居間でテレビを見ながら、くだらない事を喋りながら、でも手早く包んでいきます。子供たちも保育所の頃からやっているので慣れたもんです。
餡完成

さて、包み終わりました。焼きに入りましょう!
包みました

結構な量の油を引き、常時強火で焼き上げます。温度が上がったところで、熱湯を投入し蒸し焼きにします。
焼き!

数が多いので山のように盛り付けます!そして、ガツガツ食います!体育会系な絵ですが、子供たちは姉妹なので一応お上品なはず・・・です?
出来ました!

文句無く旨いです!ニンニクは翌日を考えて少なめにしています。味の塩梅は、タレを付けずに食べて、ちょっと塩気が足らないかな?でも旨みがある!と言うのが目標になります。
意外と白ワインが合うんです。この餃子!

ペグつまみ自作~オーバル型2010年12月07日

ウェバリー或いはクルーソンのオーバルサイズでチューナーボタンを製作しました。グローバータイプよりかなり小さなサイズです。ゴトーのSGシリーズ向けですので、シャフト受け+ビス止めです。シャフト受けが大きいので、サイズ的にはギリギリで、精度が求められる作業でした(汗)。ヴィンテージのGibson J-50に装着されているサイズです。材はホンジュラスローズです。
木製のクルーソンタイプ

これは、DY28さん向けのものです。もうちょっとオイルを乾かして完成になります。楽しみにしていてくださ~い!DY28さん!

ひょんなことから琵琶をデザインすることに・・・2010年12月11日

ヤイリギターの小池さんが書かれている「46の日々」ブログでリリースされたので、こちらでもフォロー記事を書きます。
先日行ったヤイリギターで小池さんとお話をしていると、「琵琶のデザインで困っとるんよ・・・」と、相当お困りのご様子・・・。話を聞くと、社長(矢入一男氏)が、正倉院展で展示された「螺鈿紫檀五絃琵琶 (らでんしたんのごげんびわ)」に魅了されたらしく、社長の骨董品コレクション?の琵琶に飾りを施してくれ!という指令が飛んだそうなのです。その顛末は「46の日々」でご確認いただくとして・・・

そんな困り顔の小池さんを黙って見ている訳にはいきません。しばし考え、ちょっとイメージみたいなものが浮かびそうなので「デザイン位ならお手伝いできるかな?ちょっとお時間くださいやってみます!」と・・・
以前、アクセサリーの製作を始めた頃、螺鈿はちょっと研究していたので、モチーフになる柄は浮かんでいました。これをアレンジすれば何とかなるかな?と考えておりました。それが、重要文化財である 「牡丹唐草螺鈿箱」
モチーフも複雑ではないし、TreeOfLifeのような唐草柄ですし、ギター製作家にとってはとっつきやすいかな・・・と。

で、これを基にデザインしてみました。
牡丹唐草模様

バックの飾りです。ラウンドバックになっているので、結構気にしながら作りました。小池さんもその辺りを気にしていましたし。点線がありますが、これの外側はRがきつくなっているので、モチーフはあまり置かないようにしました。
そして、こういった楽器に施す飾りは意味が欲しいところで、一応考えながら作ったのです。下に蝶がいますが、これを上に向かって見ていくと、子宮~ウエストのくびれ~乳房と見えますでしょうか?女体を現しています。
蝶は世界中でいろいろな象徴とされています。繭から蝶に変わる「進化」とか、「永遠の絆」「魂」などなど。このデザインでは、母親からこの世に送り出されたものとして下側の蝶を配置しました。上の2匹は男女を現し、夫婦を意味させています。「夫婦円満」「子宝・安産」といったご利益がある琵琶になって欲しいという願いを込めています。

これを基に、あの小池さんが飾りを製作されます。思わぬ事にコラボの実現です。嬉しいですねぇ。
トップやヘッドなどのデザインも始めます。完成はず~っと先です。たまに行っていろいろお話ししながら、またアイディアを膨らませましょうかね!

byKen#74 ブレイスがセットされたようです2010年12月11日

Yさんから写真が送られてきました!いつもありがとうございます!
byKen#74は力木がセットされたようです。
自宅に居ながら、ヤイリに行っているような・・・ありがたいです。
#74bracing_back

#74bracing_top

まだ削り途中の写真ですが、トップはフォワードシフトです。
さてさて、箱になる日もそう遠くはないようですね。楽しみです!

#74mold


型もできました!

byKen#74 タイコになりました2010年12月16日

小池さんからの写真です。
タイコになりました。
#74taiko


素早い作業です。イイ感じになってきています。タイコになるとギターらしくなってきますね。黒蝶と黒の線材はやはりシブイですねぇ。
これでパーフリングとバインディングが入ると、まとまりが出てくるかな?楽しみです!小池さん引き続きよろしくお願いします!

byKen#74 黒蝶入りました!2010年12月18日

Kenさん速ッ!
もう、ボディの組み立てはほぼ完成ですね。黒蝶のパーフリングが入りました。実物が見たい!仕上げされるとまた変わるので楽しみですね。さて!バインディングの材は何でしょう?
#74top

#74back


サイド/バックはシンプルに。白のラインをアクセントにしてみました。こちらも仕上げされると杢がハッキリしてくるはずです。
さて、お次はネック関係ですね。

byKen#74 ネック加工に入りました2010年12月25日

Yさんから、実況に近い状態で写真を送っていただいています。ありがとうございます!

さてさて、ネック加工に入ったようです。Kenさん珍しく?帽子かぶってますね!
#74ネック削ってます


まだ、荒削りの状態ですが形になりましたね。ヘッドはまだ形にはなっていません。
#74ネック


斜光を生かした写真を送っていただきました。綺麗だなぁ~
#74綺麗だなぁ~

黒蝶は、光が入るといろいろな色で光りますね。
まだ、塗装前です。スプルースが産毛の生えたような光り方をしています。

ペグつまみ自作~ウォルナット2010年12月30日

今年最後の書き込みは、チューナーボタンの新作です。
以前より気になっていた材である、ウォルナットのバールで製作しました。
オイルフィニッシュしているので、パッと見ローズのような色合いですが、杢は全く異なります。艶もローズほどありません。比重はローズより軽い材です。
walnut


これはこれで、良いと思います。杢は所々、マホガニーのリボン杢や、カーリーメイプル、フレイムコアに見られる、角度をずらすとホログラムのように光を反射する奥行きのある杢が見られます。
マメ科の材より油分が少ないのでしょうか?艶を出すのに苦労しますね。

それでは、みなさん良いお年を!
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