歌舞伎座 二月大歌舞伎2009年02月08日

歌舞伎座 来年、東銀座にある歌舞伎座が取り壊されるということで、んじゃ、その前に行っておかなくては!ということで、妻と二人で行ってきました。
歌舞伎を観るのは始めてでした。歌舞伎座の前を通ることは多くありましたし、興味が無いわけではないので、いつかは!と思っておりました。
歌舞伎座さよなら公演「二月大歌舞伎」の夜の部です。役者がすごいので、迷わずチケット予約です。2階の1等席。役者は、吉右衛門、三津五郎、福助、梅玉、玉三郎、橋之助、染五郎などなど。
歌舞伎座舞台 演目は、「蘭平物狂(らんぺいものぐるい)」「勧進帳(かんじんちょう)」「三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)」幕間休憩を入れて4時間超の長丁場ですが、もう、アッと言う間です。それだけ内容が濃いし、その完成度の高さは、鳥肌が何度も立ちましたねぇ。歌舞伎は全く詳しくありませんが、その計算されつくされたであろう、役者の所作、配置、衣装、そして隈取り(メイク)、人間国宝の長唄、三味線、鼓など、素人にもその美しさや迫力、間合いの妙・・・正にホンモノを観覧させてもらいました。席料は少々お高いけど十分満足です。

ですが、初心者にはなかなか内容が把握できないので、迷わずイヤホンガイドを借りました。これで、見所やシチュエーション、セリフなどの意味などをガイドしてくれますので大変分かりやすくなります。これが無いと、多分物語に着いて行けなくなります。
芝居弁当 てまり寿司 一幕目の「蘭平物狂」。後半の大立廻りは、その迫力と人間の造形美とでも言いますか・・・美しいです。必見でしょう!幕が開いた瞬間の人々の美しさは鳥肌必至です。
この「蘭平物狂」が終わると35分の休憩。ここで、買っておいた弁当タイム。妻は、「芝居弁当」。私は「てまり寿司」を食べました。このレトロな劇場の中で食べる弁当は、とても情緒がありますね。

二幕目。「勧進帳」の最後で花道で見せる吉右衛門演ずる弁慶の「飛び六法」(とびろっぽう)。あの、片足挙げてトントントンと行くやつです。これは見せます!カッコイイ!思わず拍手だし、う~んと唸ってしまう。もちろん吉右衛門のうまさです。

とにかく、書ききれない位の見所があります。歌舞伎に惹かれる方の気持ちがよ~く分かります。多分、この後何度も行くんだろうなぁ・・・。

藤田恵美~Le Couple(ル・クプル)2009年02月22日

ル・クプルのヴォーカルである「藤田恵美」。多くの方はTV-CFなどで耳にしている歌声だと思います。私も、あの透明感のある歌声は気になっていましたが、その作品を手にする機会は今まで無かったのです。今年、地元のホールでライブをやるということで迷わずチケット購入し、家族で行ってきました。
期待通りのアコースティックな内容で、その声質は私の好みにピッタリでしたねぇ。そんな出会いがあり何枚かCDを購入し、ちょっとハマッています。その中の1枚を紹介します。

camomile 現在、ル・クプルとしての活動は休止しているようで「藤田恵美」名義でのソロ活動です。そのソロ作品として、camomileシリーズがリリースされています。「心地よい眠りへ」というのがコンセプトのひとつになっていて、アコースティックアレンジで、洋楽をカバーしています。いわゆる癒し系。私はギターを弾くこともあるし、元々はフォークから入ってきたこともあり、この手の音はかなり好きです。香港や台湾などアジアではもの凄いヒットを記録しているようです。その辺はネットで・・・。
camomileシリーズでは、SACDフォーマットとのハイブリッド盤で「camomile Best Audio」がリリースされていますが、camomileシリーズのベスト盤であるのでSACDに興味がなければ、一枚目の「camomile」をお薦めしたいですね。
このアルバムは、ノルウェーの女性シンガーRita Eriksen とのダブルヴォーカル数曲と、バッキングは同じくノルウェーでは国民的バンド「Vamp」。そして日本人のミュージシャンというユニットでレコーディングされています。特にVampがバックに入った曲は琴線に触れるサウンドだと感じます。
1曲目の「Fields of Gold」は、ご存知Stingの曲ですが、ここではEva Cassidyのヴァージョン。1曲目から聴かせます!何回か聴いていますが、今の私的にはEva Cassidyを超えています。Rita Eriksen のヴォーカルも実に包容力のある声で、声質が藤田恵美と似ていることもあり、違和感無く聴かせます。そして後半のハモリはヤバイですね。グッと来るものがあります。この曲は必聴です。
9曲目の「The Water is Wide」。Eva Cassidy、Karla Bonoffなどカヴァーが多いナンバーです。ここでもRitaとのハモり、間奏の笛が聴かせます。これもかなりの出来ですねぇ。
8曲目「Tir n’a Noir」。アイリッシュフォークの香りがします。良いです。
そして、10曲目。Vampの曲とされる「Wide Awake」切ない曲ですが、藤田恵美の声がそれを助長させます。

全編アコースティックサウンドで、静かな曲ですからコンセプト通り眠くなる方も多いと思います。むしろ、眠りにつくときにうす~くかけておいて、静かな眠りを得ると言うのも正しい聴き方かも知れません。
日本の曲のカバー「ココロの食卓~おかえり愛しき詩たち~」(Hybrid SACD)も昨年リリースされています。このところのカバーブームをしっかり捉えていますし、自分のカラーに仕上げているところは好印象ですね。

日本国内では最近の藤田恵美というと、とかくSACDの音源として注目されているように見えますが、肝心の作品としてもっと評価されて良いと思います。特に今回紹介の「camomile」はかなり良い出来だと思います。
ちょっと書ききれなかったのでLe Couple時代の作品については、もうちょっと聞き込んだらupします。これもなかなか良いので。

最後に、藤田恵美ご本人のblogにお邪魔してコメントさせていただいてます。本人から丁寧にお答えいただき、今回の記事にも反映させていただいていますし、そもそも今回1作目の「camomile」を選んだのも、多分どこにも書かれていない藤田さん本人の解説があって、聴き込んで私の琴線に触れたからの事です。この場を借りて藤田さんには御礼いたします。良い音楽に出会わせてくれて・・・。

L.R.Baggs M1 Passive 並行輸入!2009年02月26日

郵便小包 2台のヤイリ(DY28-12,YW500R)には、ヤイリのピエゾ+PR500がマウントされているのですが、やはりピエゾの音なのですね。まぁ、そんなにピックアップの音は必要とはしてないんですが、L.R.Baggsの「iBEAM」は、その音のナチュラルさを認識していました。もっと必要になったら考えるか・・・と。
そんな折、とある楽器店で「M1」の音を聞いてしまったのですね。おもて見、シングルコイルのピックアップだし、ストラト的な音なのかな?とたかをくくってましたら、「ありゃ!こりゃ使える音だねぇ。」と、驚きを隠せませんでした。表板の響きも拾うということなので、益々購買意欲モリモリ!取り付けも楽そうだし、使いまわしできそうだし、買っちゃおうかな!と。買ってしまいました。
音の方は後日録音します。今回は、購入までを紹介します。USから並行輸入したもんで。絶対お得です!

開けてみると・・・・ Passiveにしたのは、PR500(プリアンプ)がそのまま使えるかな?と思ったからです。インピーダンスが違うからレベルが合わないかもしれないけど、多分大丈夫だろうと・・・。

で、購入は、Elderly Instruments。ネットオーダーなので簡単です!どこが一番安いか?日本へ発送できるか?安全な店か?店の情報をググッて・・・
結局、以前にも買った事のある、Elderly にしました。値段も安いし。

さらに開けてみると・・・・ お値段は、$139.5 。送料は郵便小包で、$10。合計$149.5。このところの円高で オーダー時の為替レート、$1=\94 換算で、\14,053也!やすっ! 国内実売が送料込みで、\25,000前後だから・・・火を見るより明らか!そら買いますよ。しかも、サイトのコメントを見ると、日本国内品しか入れられないとされているモガミのシールドがどうやら入っているらしい。(使いませんけどね)国内販売品と何ら変わらないじゃないか・・・・と。国内保証は受けられないけどね。それは並行輸入の宿命!と割り切る。
内容物 You can permanently install the pre-wired 1/4" strapjack in the end-block of the guitar, or you may use the 12' Mogami cable included that has a 1/8" plug on one end (to go to the pickup) and a 1/ 4" plug on the other end (to go to your amp or preamp), great sounding easy to use pickup from Baggs.

で、オーダー後10日で届きました!UPSとかの宅配便とは違うので保障なんかは付きませんが、$10なんでね。もちろん、この店では、UPSとかも使えますので、心配な方は$30位払ってそちらを選べば良いでしょう。
郵便小包みは、2~6週間かかるというインフォメーションでしたが、わずか10日!L.L.Beanなんかよりよっぽど速い。まったく問題なし!内容品は写真の通り。予備?ポールピースも計3本付いて来てます。

ケーブルM1装着! 無事着いたので、取り付けですが、その前に、ヤイリのPR500に接続するために、ケーブルを自作しなければなりません。でもたいしたこと無いですが。PR500側が2.5mmミニプラグ(モノラル)。M1側が3.5mmミニプラグ(モノラル)。ステレオプラグでも大丈夫ですけどね。接続しないだけなんで。ケーブルは、芯線0.3mm×1のシールドです。材料費合計\285。秋葉原で探しました。長さは20cm。

ケーブルM1装着! M1をギターに装着し・・・これは簡単ですが、ちゃんと弦とポールピースの位置は合わせましょう。
んで、ケーブルをPR500に接続です。
シールドむき出しの細い銀色のケーブルは、従来のピエゾからのケーブルです。これは、ぶれないように結わえておきます。自作したケーブルの長さもぴったりでした。

早速音出し。う~ん。ピエゾはコイルよりハイインピーダンスですから、ピエゾ用のPR500ですと、結構ボリューム開かないとだめですね。承知の上でしたが・・・。でも十分使える範疇です!PR500を経由しない音と比較しましたが、音痩せもないし大丈夫だと思います。
YW500Rに装着! 音は、凄い凄い!これでハムバッキング?レスポのイメージあるから余計ですが。非常にナチュラルな音!ピエゾのあのピキピキが無いので、マイク録りしたような音です。表板の振動(響き)も確かに拾いますので、エアー感があるというふれこみですから、その辺も試したいところです。
各弦のバランス調整はポールピースの調整で行います。あとは、PR500のイコライザの設定も探さなければ!
いい感じの調整になったら、音をアップしますね。

今回は円高のこの時期、何より本国から買うと安い!ということですね。Elderly は、品揃えも豊富ですし、弦やギター自体も安いので、円高のこの時期にいろいろ買いまくりますかぁ!

M1装着! M1装着!内側から









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