Karla Bonoff2007年08月19日

Karla Bonoff(カーラ ボノフ)。この人もPat Metheny同様永い付き合いですな。2ndの 「Restless Nights」 以来の付き合いですから30年近い。
Restless Nights 何より歌声にやられましたなぁ。この人の歌声を聴くと非常に安堵します。
アルバムを数枚出していますが、やはり、「Restless Nights」でしょう。参加しているミュージシャンも、James TaylorやDon Henley、そしてRick Marottaなどなど・・・。Linda Ronstadt 繋がりだったり、Losのクラブ、トルバドール繋がりだったり、Bryndle繋がりだったりと、当時の交友関係が見て取れるような陣容になっていますね。(敢えてBryndleのメンバーネタは外しますね)

実はこのアルバムでは、3曲目の「The Letter」でのDon Grolnick(ドン・グロルニック)のFenderRhodesにやられまして、最初はKarla Bonoffの歌よりも、このピアノの音にやられました。
2曲目「Restless Nights」。イントロを聴いただけで、ほぐされていく感覚になります。やめられません。Rick Marottaのべた~っとしたドラムがなんともイイです。バックコーラスにはDon Henley、JD Souther。5曲目の「Only a Fool」。明らかにマイク録りしたアコースティクギターの音。微妙に弦がビビる音、巻き弦のスクラッチ音など聴いて取れる。Rchの Karla Bonoff のギターはマホガニーで手弾きか?LchのDavid Lindleyはピックは使っているなぁ、ローズウッドの音か?などといらぬ詮索をしてしまうほど、ナチュラルな録音。Kenny Edwardsのベースも単調になりがちな曲に表情を出している。良いです。そして9曲目。もう、彼女のオリジナルと言っても良いような感のある「The Water Is Wide」。James TaylorとJ.D.Southerとのコーラスはいや~染みます。

Karla Bonoff 遡って、1stである 「Karla Bonoff」 77年リリースだけあって、若々しい歌声ですな。 4曲目の「Home」爽やかなワルツ。7曲目の「If He's Ever Near」がこのアルバムでは一番良いかな・・・と思い改めてクレジットを眺めたら、コーラスに、JD SoutherとGlenn Freyが入っていますがな。

サウンド的に大きく変わったのが82年リリースの [Wild Heart of the Young」。 Glenn Freyがプロデュースするはずだったが、結局それまで通り、Kenny Edwardsがプロデュースしている。
Wild Heart of the Young ジャケットがケバいメイクのカーラ ボノフが写っていて、「おぅ。こっちの方向でいくのね・・・」と思いながら、聴き始めて「あら、基本は変わっていないのね」と安心した思い出があります。このアルバム全米9位までいっただけあって、参加ミュージシャンもなかなか。J.D. SoutherやTimothy B. Schmit、Don Henley、Joe Walshとイーグルス組、David Sanborn、Steve FormanそしてRuss Kunkelなど。
このアルバム、どの曲も良いです。その中でも私的には5曲目の「Just Walk Away」が1番かな?Russ Kunkelのタメてるドラムとシングルヘッドのタムサウンドが良いです。David Sanbornのsaxも若々しい!(ドラム中心で聴いてしまう悲しい性か・・・)
New World この後、88年に 「New World」 をリリースしますが、打ち込みメインで初期のアコースティックサウンドが懐かしく思われましたなぁ。でも、楽曲的には良いものが多いです。

その他Bryndleで2枚出ていますね。西海岸っぽいサウンドを保っています。1枚目の 「Bryndle」、 2枚目の 「ハウス・オブ・サイレンス」 。 どちらも何曲かKarla Bonoffが作曲し、自身がメインヴォーカルで歌っていますが、他のメンバーと違う世界観がありますね。静かなる個性ですな。 ハウス・オブ・サイレンス Bryndle

何年か前にライブを見たときに、Karla Bonoffは非常にシャイな人とお見受けしました。詞もどちらかというと暗い内容が多いのですが、歌声とメロディが何ともすばらしい・・・。おじさんには必要なサプリメントなのです。この人の歌は。

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